ダンジョン攻略開始!

妖精達を放って置いたら勝手に住んでた┅┅

3種族が全員来て仕舞ったのは仕方ない

だからとても賑やかで騒がしい

精霊達も集まりまるで楽園じゃ無いだろうか?

おっぱいのオンパレード!お尻も


ハダカの妖精達が目の前を飛んで回るけどおっぱいが揺れてます!

お尻もツンと付き出して羽をパタパタとホバリングしてる

眼福なのは良いけどねぇ┅┅


鍛練してると一緒に付いて来るのはどうなのか?

剣の訓練もしてるとは?アハハ

まぁ楽しけりゃ良いけど


そしていよいよダンジョン攻略を本格的に始める

1階層ではゴブリンに苦戦したが今はもう大丈夫だろう!

訓練に鍛練も十分したからな!

いざ!ダンジョンへ!


『私も行って良い?』

「良いのか?」

『面白そうだもの、それに私がケンジの補佐しないと死んじゃうからね♪』

「補佐は助かるけどシルフィは守るからな、魔物なんかにケガさせたりしないぞ!」

『そう言うのが狡いのよ┅┅バカ』

「だってそうだろ?シルフィは女の子だし俺より強いけど、もしもが有るのがダンジョンだからな、油断はしないさ」


シルフィと中へ進むと直ぐにあのゴブリンが来た

もう知ってるから怖く無いぞ!

新兵器だ!エアーショット!


このショットは土属性のストーンバレットを参考に考案した魔法でエアガンと言うか空気を玉にして飛ばすんだが威力が凄い!

空気を圧縮して放つと木が吹き飛んだんだ

だから水魔法でも火魔法でもショットを考案したから攻撃の幅が広かった


案の定ゴブリンの頭が吹き飛んだ

呆気ない幕切れにシルフィが口をパクパクしてる

お前はコイか!ヒゲ無いぞ!


『何よあれ?初めて見る魔法よ?風魔法を使ってたわね?』

「ああ風魔法だよ、シルフィも使えるさ、風を圧縮して放つんだ、簡単だぞ」

『やってみるわ、圧縮ね?こうして┅溜めて┅┅エイ!エアーショット!』シュルル!ドカーン!


「簡単に出来たな┅┅あんなに苦労したのに┅┅」

『エッヘン!私を誰だと思ってるの!でもこの魔法は良いわね?魔力もそんなに使わないわ、エアーショットねぇ♪フッフフン♪』


どうやらお気に召した様だ、それから次々にゴブリンを片付けてボス部屋へと着いた

ドロップ品は沢山だったし宝箱も2つ獲得!シルフィが喜ぶ喜ぶ!

サッと収納して進む

帰ってからのお楽しみに取っておいたんだ

今回は攻略だから先を進む事を優先する

シルフィと言う強力な助っ人がいるし、2階層はオークだろうから気合いが入ってる


ボス部屋にはゴブリンの他にコボルトがいた!

犬?なのかな?否!オオカミだろ!デカイぞ!

コボルトと言えばゴブリン、オークと並び雑魚キャラの部類

でも大きいし牙も剥き出しで怖いけど?

2本足歩行で来るコボルトとゴブリン┅┅シュールだなぁ


『私が先制よ!エアーショット!』 ドカーン!バリバリ!


派手に殺ってくれる┅


ゴブリンが5体ってありなの?

コボルトが10体とボス部屋らしく無いぞ!

シルフィは次々にショットを放つが俺は剣で斬って行く!

このスタイルが良いと判断した

魔法攻撃は彼女に任せて剣で捌く

近場の奴は魔法で攻撃しずらいからね


そして全部を仕留めた

宝箱もしっかりゲット!1階層攻略だ!


『次は2階層ね?どんな敵なの?』

「オーク主体だよ、ドロップ品はオーク肉とか有りそうだ」

『ケンジの料理は美味しいからね♪楽しみよ♪』


精霊に味が分かる筈が無いのだがシルフィは味を知った

最初の時は味がしなくてボカ~ンとしてたが何時の間にか味がすると言うのだ

大精霊達は味わう事を知ってるらしい、永い時間の中で培われる物だと言ってた

五感を感じる事が出来る精霊が大精霊でもあるんだと


彼女の好物はやはりスイーツでプリンに感激して顔中プリンだらけで食べてる┅┅┅残念!


見た目はお子ちゃまなんだよなぁ┅┅可愛いから許せる!


オークの登場に焦った!

嘘だろ?これがオーク?全然違うじゃ無いか!

真っ黒ってのは真実なのか!

オークだぞ!肌色か茶色だろうが!真っ黒なんて聞いてねぇ!


【ハイオークレア】Bクラス このハイオークは変異種 そもそもこのダンジョンは変異種だらけ 肉は高級品でステーキが一番! 睾丸は精力剤の原料 牙も素材

知能があって厄介な魔物


「こんなのどうするんだ?」

『なんでこんなのが出て来るのよ!1階層と言い変なダンジョンね!ケンジ!ズバッと斬ってしまいなさい!』


斬ってって┅足がガクガクしてるんですけど?

ゴブリンの時も恐怖で動けなくなったが、コイツはもっと怖い!

デカイし太ってる!腕が俺の腹周りくらいだし!

顔も悪役レスラーどころじゃ無いぞ!あれは悪役殺し屋?否!

あちらの方の方?かな┅┅ヤッちゃん┅┅


この極悪人めぇ!

「シルフィ!魔法を!」

『しょうがないわね!エアーショット!』パシューン!

利いてない?あっ!血が少しって┅


「ショットじゃ無理だ!肉が厚いから利かないぞ!クソォ!」


向かってくるオークに剣を構え隙を見つける┅┅するとシルフィが魔法を放った!

ウィンドカッター!

何枚も風の刃がオークに向かう

その後を走って行くと刃が次々とオークを捉える ギャァギャー!


体から血飛沫が!そこへ剣で斬り込む! ザクッ

未熟な剣捌きではデカイ図体に剣が埋まるだけ┅┅ヤバイ!

振り下ろされる棍棒がまともに腹へとめり込む グハッ!


『ケンジ!』


それでも剣を離さず暴れるオークに向かって撃ち込む!

ファイヤーボール!


至近距離からの火の玉だ!

顔に当たり炎に包まれるオーク!

痛い!痛いが今は!

剣を抜いて燃えてる顔に突き刺す! グサッ!


いた~い!痛い痛い!こりゃ骨が折れたか?頭もガンガンする┅┅


倒れたオークは霧となって消え残ったのは肉の塊と牙

動けず息も荒く倒れてるとシルフィが側に来た


『もう!なにやってるのよ?あんなに打たれたら死ぬじゃないの!もっと早く動きなさいよ!

どう?死ぬの?駄目なの?』

「殺すな!はぁはぁ、骨が折れてるかもな┅痛いのがなぁ┅」

『もう帰りましょ、この先は無理でしょ?傷も多いし無理は駄目よ』

「ああ┅┅帰ろう┅でも1階層を通ってだよな?ゴブリンと戦わないと戻れないぞ┅イタタ」

『フン!ゴブリンごとき私がチャッチャツと始末するわよ、アンタは痛いけど歩いて来てよ』

「悪いな┅┅恩に切るよ┅」


初めてのオーク戦は負けだと思った、戦闘不能になったんだ

オークが2匹だったら今頃は死んでる

シルフィがいたから助かったが1人だとなぁ┅

弱いってのは嫌なもんだ┅

もっと強くならないと町とか行けそうに無いな┅┅


戻ってから妖精や精霊の治療でどうにか痛みも無くなりご飯も食べれた

ニアが回復魔法を使えるとは思わなかった

他にも中位精霊の子が回復魔法を掛けてくれた

お陰で折れたと思った肋骨も治り1日寝てたらすっかり良くなった

治癒魔法は欲しいなぁ┅┅


それでニアに頼んで回復魔法の手解きを受ける事にした

ニアと森精霊さんが一緒に教えてくれて治癒魔法を使える様になったんだ

光属性が付いてたから直ぐに覚えたんだけど回復魔法は光属性じゃ無くても使える様になると言うのは驚きだ

だから治癒魔法を収得した事にもビックリ!


他にも浄化やキュアが出来る様になった

そもそも光魔法は今の世界では治癒魔法しか出来ないとなってる

アンデッドにヒールを掛ければ消滅するらしい

他にもレイスやリッチとかゴースト魔物にはキュアが利くそうだ


でも光ならレーザーとかビームとか出ると思うんだが?

試しにショットを思ってレーザショットってのを使ってみた


レーザーショット! ビュン!

ビシィッ! スゲェ┅┅木に穴が開いた?どれどれ?フム┅小さな穴が焦げてるねぇ┅レーザースゲェ!じゃあビームショットはどうなるんだ?


ビームショット! ビシュン!

おおー!これも同じ様に!

まぁレーザーとビームは元々同じだし┅


この光属性魔法はとても有益だね!種類が多い!

結界だろ?治癒に攻撃も出来る!

万能属性じゃ無いだろうか?

問題は魔力量とスキルレベルだな

光属性のレベルアップを優先してと┅┅

あれ?俺の使用中属性って幾つだ?光、風、水、火、土って┅

5属性持ちってのはヤバイよなぁ

こりゃ隠蔽しないと駄目な奴だ


町へ行ったら使用中のステータスに制限掛けなきゃだな

そうなると光と風に土の3属性を使って他は使わないと┅┅

これでオークには勝てる!

土属性もレベルアップしたいけどねぇ、何かと便利な魔法なんだよなぁ┅


こうして使用中ステータスを絞り込んでレベルアップとスキルの修練をする事にした

ダンジョン攻略は1つの目安

この世界を冒険して旅する為に頑張る!

精霊魔法は制限中のステータスに有るけど今は使わない

シルフィが手伝ってくれるからね

それと剣術スキルを鍛えないと駄目!剣道では実戦は無理だ

生き死にの実戦では見合った剣術が必要だと思った

そう!サムライの剣術!

トコトン日本人の俺だから今更この世界の剣術なんて出来ないだろう、だから知ってる剣術!


剣道はゴテゴテの防具を着て型を習う、乱取りでは面、胴、小手とこの3つしか狙わない

そんなの実戦ではあり得ない事

サムライの剣術で有名なのは居合いだがあれも相手が待ってくれたらの話だ

実戦中は中々居合いなんて抜けないのがなんで分からない!

その前に動け無いようにする剣術が必要なんだよ!


確かに居合いはカッコ良い!だがそれは試合での話だ

だから太刀筋がぶれない様に体幹を鍛える

腕の力も必要だな、それと素早さもだ、足腰の鍛練は総ての攻撃の源になる!

だから走ってるんだよ!アハハ!



『ねぇケンジ?ダンジョン攻略に行かないの?ずっと訓練ばかりじゃ無い!』

「ああ、オーク戦で俺の実力が分かったからな、こんな弱いんじゃ進めない、シルフィも守れない、鍛えて強くなるんだ!」

『もぅ┅そんなに私が好きなのかなぁ~守る守るって┅もぅもぅ♪』

「納得してないからダンジョンはまだだ、剣であの木を斬れる様になったら攻略に行くよ」

『あの木┅┅あんなの斬れるの?アンタは┅┅』


そうシルフィが言うのも分かる

あの木とは幹が3mは有る大木

それを剣で斬ると言うのは無理が有るはなしだ

でも必ず斬ると決めてるから何も言えない┅┅

こうして今日も死の森楽園にカーン!カーン!と丸太相手に剣を振るう音が木霊すのだった┅┅




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る