第5話 閑話休題 少年とのイチャイチャ
ウェルギリウスがいれたコーヒーはいつも美味かった。ウィンストン・チャーチルはこれはウェルギリウスが彼の血を入れているからに違いない!と考えていた。ウィンストンがいつも買うセックスワーカーは2人で、ウェルギリウスともう1人楊貴妃と名付けた女だった。この女はいつか登場するに違いない!
ウィンストン・チャーチルは1人思案する。
(俺が死ぬのが666歳だとして、ちんぽがたつのはいつまでだろう、果たしてそれが問題だ、555歳までかもしれない、ゴーゴーゴーだからだ。ところでどうして正宗白鳥はイージーゴーイングという言葉をあんなに好んだのかな。)
ウェルギリウスは八重歯を覗かせる、可愛い顔付きでウィンストンに笑いかけた。
「また難しいこと考えてる!ダメですよ!僕を置いてしまっては!」
「しかし君の方が難しいことを考えているのだ!君は今何を考えた?」
「チャーチルさんのことです……」
恥ずかしがりながらウェルギリウスは答えた。
「そう、それが最も難しいことなのだ、俺は一体誰なのだろう。俺の両親は未だ生きてるに違いない。俺はそれを知ってるのだ。恐らくソマリアで海賊になり、ヨルダン川を渡り今や地中海でワンピースを探しているに違いない……。両親はファイナルファンタジーが好きだったからな、新作をやるまでは死ねないはずだ、7もリメイクされた!」
ウィンストンは興奮しながら話した。
「うう〜!とぼけちゃって!!僕をいつ連れてってくれるんですか!約束したでしょ!?」少年はちょっと怒りながら答えた。
ウィンストンは急に冷静になり話した。
「今日だ、着いてきて欲しいところがある」
そういいポケットから665枚の金貨を取りだし、110枚を引いて555枚にした。
「女将を呼べ!さあ出かけよう!つまらん仕事は終わりだ!迎えを用意したから着替えてこい!後で集合しよう!」
驚くウェルギリウスが話し出す前にウィンストンは飛び出して廊下でマスターベーションを1分で済ませ、街に飛び出した。44口径マグナムを右ポケットに、110枚の金貨を左ポケットに入れたまま。
彼は今度こそ電車に乗っていた。今度こそ醤油の匂いを嗅いだ、なぜなら電車の中で弁当を食う者がいたからだ。彼は対抗してマリファナを吸った。その結果駅員に怒られて一駅分しか乗ることが出来なかった。そう、追い出されたのだ。彼はハードボイルドな顔をして駅で叫んだ。
「この門をくぐるもの一切の希望を捨てよ!」
満員電車に乗る者と、地獄に落ちし者たち、どちらが幸せか、我が愛すべき読者たちよ!死んだ後にダンテに聞いてみることにしよう!
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