第3話 変な夢


「変な夢をみたんやけどさ」


「どんな夢?」


「真っ黒で大きな蛇が山を降りいく夢」


「変な夢やね。でも所詮夢のことやけ気にせんでいいよ」


「それもそうやね。分かった。」


 電話を切った。友達の言う通り気にしないでおこう。でも、気になることがある。


 なぜ蛇は山を降りているんだろう?山を降りた先には何がある?街?


 街には何がある?建物がたくさんある。

 人もいっぱいる。多すぎて分からない。

 どこに向かおう?誰に向かおう?

 こちらを見ている人に向かおう。

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