猫月蘭夢の独り言
猫月蘭夢@とあるお嬢様の元飼い猫ショコラ
何、それ。
わかんないよ。
客観的評価って何?
言葉の意味は飲み込める。自分を客観的に見たときの評価だよね。
でもさ、私はわかんないの。
なぁに、それ。
どうしようもなく自らを客観的に見れないの。
どうして自分の客観的評価なんてできるの?
私の行動の結果、他者に迷惑をかける。
うん。聞かされた。そうであると言われた。
言われただけで本質的に何もわかんない。
だって私はどうしようもないまでに自分からの評価しかできないから。
客観的に見る、その視点がないから。
でもさ、ないならないでいいと思うの。
努力はしよう。
でも、わかんない。
「私ってなぁに」に落ち着くの。
だからね、全部全部を物語だと思うことにしたの。
みーんなみんな、
主人公のいない物語。
いいと思わない?
そうすれば、何があろうと設定だと
だからね、これは呪い。
私が私にかけた、設定が完璧な物語っていう呪い。
矛盾の存在しない物語の住民っていう呪い。
存在しない物語の住民っていう呪い。
そうすれば、ほら。
設定に従って、私がすべきを決められる。
それに私は何かを決定できないから。
ああ、語りすぎたね。
またいつか。
会う日があるといいね。
猫月蘭夢の独り言 猫月蘭夢@とあるお嬢様の元飼い猫ショコラ @NekotukiRmune
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。猫月蘭夢の独り言の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます