第5話
翌朝。
サキはニワトリが産んだ卵を持って得意げな笑みを浮かべた。
母に
「これ健太郎さんに食べてもらう!」
すると母が
「サキと健太郎さんは仲がいいねー」
「未来の人と話すの楽しいからね」
「喧嘩しないようにね」
健太郎が起きてきた。
「おはようございます。皆さんいつも早いですね」
「未来では何時に起きてたの?」
典子が言う
「だいたい10時か11時ですね」
「あら、それはすごいわね」
サキが玉子入りご飯を持ってくる。
「健太郎さんいっぱい食べて」
「あ、本当に世話になりっぱなしですみません!」
「かまわないのよ」
典子が言った。
サキちゃんはまた未来の話を聞きたいと言って健太郎を散歩に誘った。
典子はまあまあといった笑みだ。
1945年の町並みをゆっくり歩くふたり。
「未来の渋谷はすごい賑やかで、俺クラブDJしてるの」
「…クラブって何ですか?あとDJって何?」
「クラブは音楽を楽しむ所。DJはその音楽を流す人」
「健太郎さんの未来の仕事?」
「そう」
「未来見てみたいな」
「でも良いことばかりじゃないよ。地震や津波、ウィルス感染とか起こるし」
「へえー」
サキは真剣に聞いている。
「それに今は昭和でしょ?2024年は令和っていうんだ」
その時空襲警報が鳴った
みんなが逃げる。
俺とサキちゃんも逃げた。
途中サキちゃんが転んだが怪我はなかった。
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