第4話


翌日起きると俺は自己紹介をした。




「星川健太郎25歳です」




するとお店の人が




「私は小松典子です。そして娘のサキ」






「宜しくお願い致します」




サキ、健太郎さんに着替えの浴衣持ってきて。




浴衣に着替えた俺を見て




「これなら怪しまれないわ」




と言ってサキちゃんと散歩に行ったら?と言ってくれた。












サキちゃんと散歩に出る。




「ここが1945年の渋谷?」






俺は訊いた




「そうです」






「ところでサキちゃんっていくつ?」






「17です」






「ずいぶんと若いんだね」




話しながら歩いてたら良い感じの木陰を見つけてふたりで座った。












「じゃあ健太郎さんは本当に未来から来たって訳ですか?」








「2024年の7月からね」






「でも最初見たときから未来人に見えました」






「ほんと?未来はいいよ」






「その長細いの何ですか?」






「スマホという電話。電源入らないけどつい癖で持っちゃうんだ」








「未来楽しそうですね」
















「でもこの時代があるからなんだ」






「どういう意味ですか?」








「後にわかるさ。しかし俺住ませてもらっちゃって迷惑じゃない?なんか手伝うよ」








「うち母と私だけだから男の人がいると助かります」








そう話すと家の方へふたりで戻った。

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