第2話

俺が音楽の道に進んだ理由に「吃音」と言うのがある。


俺の吃音は軽い方だけど、学生の頃は苦労した。


言いたい時にに言葉が出て来ないもどかしさは吃音者じゃないとわかってもらえないだろう。


しかし音楽、カラオケなどでは一切どもらないし、つっかえない。


音楽には何か力があると思う。












今日の俺の出番は3番目だ。


次が俺になる。


三連休のクラブはすごい賑わいを見せている。


やっと俺の出番がきた。早速ターンテーブルを回す。


選曲は悪くない。




















俺の出番が終わり、俺はもう後はない。酒を飲んでクラブを楽しむ。


終わったあとの酒は美味い!ちょっと軽く酔ってきた。でも夜はこれから。


















たまにDJのギャラを訊いてくる人がいるが、これはピンキリだ。


海外のDJなんかだと年収5億のプレイヤーなんてざらにいる。


俺は同世代のサラリーマンくらいの稼ぎだ。でも好きな事で金が貰えるのは有難い。


満足している。

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