第8話 錬金術魔法と空間魔法
転生4日目の朝
ウォーキングとラジオ体操をして
朝食を食べ終わった後
事務処理を始めたが
社会人経験10年以上のおじさんだった俺にとって
15歳の領主代理の仕事なんて楽勝でした
逆に書類作業の効率を上げるために
書式の統一や サイズや 保管の方法など
余った時間をつかって新しく制定することにした
あとミダクド商会にかわる商会を探すように
アイリスに言うとミダクド商会の前に取引していた商会があるので
そちらに頼むので大丈夫らしい
そして
昼食を食べた後 待望の魔法の練習時間だ
鑑定魔法はスパイ探しで使ったので問題なし
あとは錬金術魔法と空間魔法の練習だ
とりあえずステータスの空間魔法を鑑定すると
空間魔法:アイテムボックス レベル1 2m×2m
(生きたものは収納不可レベルアップにより容量増大
時間停止機能なし)
転移魔法(魔法熟練度不足)
結界魔法(魔法熟練度不足)
なるほど今使えるのはアイテムボックスで物置小屋くらいの広さだな
魔法熟練度を上げると転移魔法・結界魔法がつかえるのか
熟練度だから魔法を使いまくればいいのか
とりあえずいろいろ試してみるしかないのか
部屋にあるものをアイテムボックスに入れてみることにした
入れるものをつかんだ後、心でアイテムボックスに収納すると
念じたらスッと消えた
こんどは出してみることに、心でアイテムボックスから排出すると
念じたら出てきた
いろんなものを収納してみて収納物がどんだけあるか分かるのか確認してみた
ステータスウインドのようなものが目の前にでて
収納リストが見れるようになっていた
つぎに錬金術魔法について調べてみた
錬金術魔法を鑑定でみると
錬金術魔法:材料を合成・加工することが出来る
無から作り出すことはできない
一度作ったものは制作レシピが登録され
次回からスムーズに作ることが出来る
材料があればどんなものでも出来そうな魔法だな
ならばアレを作ってみるか
屋敷の離れにある工房を訪ねた
ここにはドワーフの夫婦が庭師として仕事をしている
庭師の仕事をしながら 屋敷で使う農具や調理道具も作っている
工房の隣には資材置き場と倉庫がある
さて材料さえあれば錬金術で物が作れるのなら
鉄や銅 木や布・革などを資材置き場から取り出して
錬金術で錬成をはじめた
魔力を材料にこめてイメージをおくる
材料がいびつな形になっていく うねうね動くが
なかなかイメージ通りの形にならない
30分ほど魔力を流し続けたが形にならず
俺は膝をついていた 魔力切れは起こしてないが
魔力を流し続けるにも体力がいることがわかった
目の前にあるいびつな塊を見てため息をついていると
「坊ちゃん、何をやっているんですか」
ドワーフのガントが俺の後ろに立っていた
俺は錬金魔法を試しているがうまくいかないことを説明した
すると さすがにモノづくりに詳しいドワーフ
錬金魔法も知っていた
死亡予定日まであと 1078日
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