第7話 鑑定魔法をつかってみた
屋敷に戻ると同時に
ローズがすぐさまクロッカスとダリアを捕らえた
さて ミダクド商会のスパイがクロッカスとダリアだけではないはず
鑑定魔法の出番だ
鑑定魔法はその人物の現在の状態を表す
称号鑑定がある それを使えばスパイかどうかがわかるはず
俺の称号はブタ貴族だったがな
そういうわけで
片っ端から屋敷の人間を鑑定しまくった
メイド20人 料理人3人 庭師5人 の計28人のうち
8人いたよ
メイド クロッカスとダリアいれて7人 庭師1人
そいつらも拘束して
拷問部屋に閉じ込めておくことにした
さすが悪役貴族、拷問部屋があるんだ
スパイを閉じ込めた後は証拠探し
まあ悪役貴族のバラッドくんは金と権力はあるが
頭も実力も今まではなかったので
いいように利用されていたのだが
そのせいか証拠を隠すなんてことは全く無く
でるわでるわミダクド商会からの指示書など
不正の証拠が山ほどでてきた
以前のバラッドくんならこの時点でミダクド商会のスパイを
皆殺しにしたはずだが それは悪手だ
ミダクド商会は一応健全な商人で通っている
バラッドくんは悪役貴族で嫌われているので
バラッドが癇癪をおこして罪もないメイドを殺したことになる
これからバルドランドの世界をいろいろまわって
楽しもうとする俺の計画に支障がでる。
なので この処分は父上に任せることにする
証拠書類とミダクド商会のスパイを公爵家本邸に送ることにした
あとミダクド商会との取引はすべて無くすことに
もともとは執事がいて実務をしていたのを
わがままをいって庭師と料理人いがいを全部女にしたので
メイドが実務をすることになった
アイリスが事務仕事をやることになったその時に
孤児院のセントポーリアと知り合い
アイリスが事務仕事をはなれたあとも友好関係はつづいていて
なぜか急に経費が削減されたのを相談されていたらしい
それで無理やりにでも俺を孤児院につれていき
現場を見せてなんとかしようと思ったらしい
さてクロッカスとダリアがいなくなったから
明日からは俺自身で事務処理をやらなければならなくなった
俺の一日のスケジュールは次のようになった
朝 ラジオ体操
ウォーキング
朝食
事務処理
昼食
魔術訓練
ラジオ体操
ウォーキング
夕食
読書
睡眠
死亡予定日まであと 1078日
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