第2話 お香を焚いた感想

 昨日届いたお香の感想を書きます。


 ライターで火をつけて1本焚いてみました。一言で言うと、お寺の本堂みたいな香りがして、精神が落ち着く感じがしました。お香を嗅ぎながら坐禅を組んで瞑想すると、僧侶みたいな気分になりました。部屋が寺の匂いがしてめっちゃ良い。和の心を取り戻す事ができた。嗅いでると気分が落ち着くし、メンタルに良いって言う人の気持ちもわかった。


 ちなみに俺が買ったのは60本入り999円の「白檀」っていうお香です。Amazonで1番?売れてるお香。


 反省点としては、お香をしっかり固定できるものを用意してなかった事でしょうか。お香立てと砂を用意してなかったのが良くなかった。タバコの灰皿でいいだろと高を括ってしまった俺の知識不足。お香を折って短くして焚いたが、タバコの灰皿の上だとすぐ消えてしまった。火事になるのも怖いから途中からはずっと手で持ってた。


 お香や瞑想に限らずメンタルに良いものは積極的に取り入れていきたい。


 スピリチュアルは苦手だから、そっち側には傾倒しないと思うが、宗教の勉強や心理学や医療や語学や哲学(実存主義)の勉強はしてる。本当は量子力学や宇宙も詳しくなりたいのだが、いかんせん俺は文系だから勉強しても珍紛漢紛だ。


 ◆


 たまに自暴自棄になって、物も人間関係も全部捨てたくなって、実際に多くを捨てるけど、だいたい後から後悔してくる。実際俺は多くのものを捨てるたびに後悔する。


 中でも人との繋がりや絆は一番捨てちゃ駄目かもしれない。


 でもずっとイヤホンで耳を塞いでネット依存してると、独りぼっちの部屋の静けさに気づくことすら出来なくなる。孤独を感知できなくなる。そしてネットにしか居場所がないまま歳だけを重ねて、俺の周りには誰もいなくなる。


 それが怖くて、俺はネット活動してきたアカウントを消して名前を変えた。


 ◆


 ストリートファイター6という格ゲーを顎で操作する難病持ちの人がいる。特製のコントローラーで戦っているのだが、その人はスト6のEVOという大きい大会にも先日出ていた。


 そういう人を見ると尊敬する。難病や障害があってもその人たちが楽しい事や好きな事が出来る世の中であってほしい。


 俺の親戚にALSという国指定の難病を患っている人がいる。全身の筋肉が動かなくなっていく病で、治療法はなにもない。昨日できていた事が今日はできなくなっていく。ユーチューブでALS患者のドキュメントがあるから、気になる方は見てみて下さい。とても考えさせられるし、ALSという病気について知ってほしい気持ちもある。


 あとスイスで安楽死する人の動画も見た。


 スイスの安楽死は、最期に点滴のバルブを自分で開けて、眠くなるように死んでいく。どの人も何の躊躇いもなくバルブを抜いていた。生きる事がどれだけその人にとって苦痛だったのかが分かって、見てて涙が出た。


 ◆


 お香を焚いて2時間くらい経った。部屋から出てトイレに行って戻ってきたら、まだ匂いが残ってた。結構、匂いが残留します。アパートがお寺の本堂になりました。俺は無音の中で坐禅を組んだ。群馬は雷がすごい。今日、山形が災害級の大雨らしい。天災は避けようがないから怖い。


 お香を鼻に近づけて嗅ぐと落ち着く。今度、ダイソーでお香立てみたいなやつと砂を買ってくる。


 苦手な人は苦手な匂いかもしれないけど、俺は大好き。お香と言っても色んな種類があるだろうから、適当に買ってみるのもいいかもしれない。ちなみに俺はガソリンスタンドの匂いも好き。ガソスタの香りは賛否が分かれるけどな。





 続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る