前のエピソード――第2話

　葛城　探偵

　藤堂　刑事

　加藤明日香　医師

　宮下　鷲宮スワローズ

　宮下明美

　佐藤　清掃員

　佐々木　営業部主任　❌

　山田　佐々木の同僚　❌

　村上　佐々木の秘書

　田中　埼玉県警刑事

　鈴木　新人刑事

　木村　宮司

　エターナルクリエイティブのオフィスに平穏が戻ったかに見えたが、社員たちの心には不安が残っていた。村上の逮捕後、会社の雰囲気は一変し、警戒心が高まった。だが、それもつかの間のことだった。

　数週間後のある日、鷲宮神社で新たな事件が起こった。鷲宮神社は地元の人々にとって神聖な場所であり、多くの人が訪れる場所だ。だが、その神社の境内でまたしても奇妙な事件が発生した。

　早朝、神社の境内を掃除していた宮司の木村が、神社の一角で何かが動くのを目にした。彼が近づいてみると、それは布で巻かれた人影だった。木村は驚愕し、すぐに警察に通報した。

　警察が到着し、布を解くと、そこには加藤明日香の遺体があった。彼女はエターナルクリエイティブの常勤医師であり、社内の健康管理を担当していた。遺体には複数の刺し傷があり、明らかに殺人事件だった。さらに、加藤の口の中にも掃除用具のブラシが詰め込まれていた。

　田中刑事と新人刑事の鈴木は再び事件の捜査に当たることになった。彼らはまず、加藤の周辺関係を洗い直し、オフィス内で何が起こっているのかを探ることにした。オフィス内では、村上の逮捕後も不穏な空気が漂っており、加藤が何か重要な情報を握っていた可能性が浮上した。

　捜査を進める中で、田中と鈴木は、加藤が密かに何かの証拠を掴んでいたことを知る。彼女が見つけた証拠は、会社内で行われていた大規模な不正取引に関するもので、これに関与している人物が少なくとも一人いることが明らかになった。

　また、鷲宮神社の近くに住む住民からの証言で、事件の前夜に神社の周辺で不審な動きをしていた人物の目撃情報が寄せられた。目撃者の証言によると、その人物はエターナルクリエイティブの社員であることが判明した。

　田中と鈴木はその社員を突き止め、事情聴取を行った。最終的に、その社員が加藤の殺害に関与していることが明らかになった。彼は会社内の不正取引に深く関与しており、加藤がその証拠を掴んだことを知って口封じのために殺害したのだ。

　その社員は、自身の犯行を認め、詳細を供述した。彼の供述によれば、不正取引は上層部の指示によるものであり、会社全体に深く根付いていた。事件は解決したものの、エターナルクリエイティブの闇はまだ完全に暴かれていないことを示していた。

　数週間後のある日、コスモスふれあいロードで新たな事件が起こった。この道路は町おこしの一環として整備され、秋には名称の由来であるコスモスの花が道路の両脇に咲き乱れるほか、6月にはポピーも咲く。全線を通して「葛西用水路」に沿っており、途中町役場や町立図書館の近隣も通過する。毎年8月にはコスモスの一斉種まきが行われるほか、見ごろにあわせてJR東日本の主催する「駅からハイキング」も開催される場所だ。

　その日の早朝、町役場の近くを通りかかったジョギング中の市民が、コスモスふれあいロードの一角で何かが動くのを目にした。彼が近づいてみると、それは布で巻かれた人影だった。市民は驚愕し、すぐに警察に通報した。

　また、コスモスふれあいロードの近くに住む住民からの証言で、事件の前夜にその周辺で不審な動きをしていた人物の目撃情報が寄せられた。目撃者の証言によると、その人物はエターナルクリエイティブの社員であることが判明した。