4:元気いっぱい! からげんき!
「り、リッカちゃん。大丈夫?」
「っぅ……。ぇえ、なんとか。……ごめんなさい、貴女もしんどい筈なのに。」
「だ、だいじょぶだよ! 元気いーっぱい! だから!」
そう言うアカリの声。普段であればもっと大きな声で、もっと元気に言う彼女。私の太陽みたいな人の声は、酷く弱いものになってしまっている。……仕方のない話だ。私たちは初めて、“死”というものがどれだけ恐ろしいものなのかを理解した。
私の名前は青龍リッカ、彼女自身もキツイ筈なのに思わず戻してしまった私の背をさすってくれている朱雀アカリの幼馴染だ。小学校から同じで、一緒の中学に進んだ。それまでは何の変哲もない日々、私にとっては掛け替えのない日々だったけど、傍から見ればどこにでもありそうな毎日が続いていた。
それが変わったのは、ほんの一月前。
この町に『アンコーポ』を名乗る集団が現れ、人間を『クライナー』というバケモノに変えてしまったのだ。
(私たちの変身アイテムを保管してくれている、妖精のプルポ。アンコーポの連中は、彼の世界を征服しその次に私たちの世界を征服するために、やって来たらしい。)
プルポたち妖精たちが住む世界は、『妖精界』。様々な宝石に満ち溢れた場所で、みんな平和に暮らしていた。けれどその宝石に商品価値を見出したアンコーポたちがその世界を侵略し、我が物とした。今ではその従業員たちが宝石を採掘し延々と夜が続く世界になってしまったらしい。
けれどアンコーポの誤算として、妖精界にはエネルギーとなる物が少なかったようだ。宝石を手に入れたはいいが、原石で売るよりも加工して売った方がいい。けれど加工しようにもその機械を動かすエネルギーが不足している。そのため彼らはクライナーというバケモノを生み出し、人の負の精神エネルギーを集めるため、私たちの世界にやって来た。
(プルポはそれに対抗するため、同時に自分の世界からアンコーポを追い出すために、私達と戦っている。ほんとは大人たちに力を借りたいけど……、自分の眼で見たとしても信じられない様な話ばかりだ。『ジュエルナイト』も限られた人間にしか変身できないみたいだし……。)
プルポが持つ宝石の力、妖精界の宝である宝石の力を借りて、私たちは『ジュエルナイト』に変身することが出来る。プルポが初めて会って、その適性を持つアカリが『ユアルビー』に変身して、私が『ユアダイヤモンド』に。最初はクライナーの存在すら信じられなかったけど、実際に私自身奴に襲われて、アカリに助けられて、そのピンチを助けるために自身も変身出来たとなれば、信じるしかない。
……これまでは、全部上手く行ってた。クライナー退治もずっと成功してたし、みんなの笑顔を守ることが出来ていた。
けれど……。
「……あの、蜘蛛の人。一体何だったんだろうね。」
アカリが、言葉を選びながらそう言ってくれる。
ずっと私の頭の中に浮かぶ、あの“光景”。私達と戦っていたビジネスという敵の幹部。その男の腹が突如として裂け、腕が飛び出した。血がまき散らされ、男の口からは黒い液体がまき散らされた。そしておそらく内臓であろう黒い物体が握りつぶされ、より血が、まき散らされた。
多分あの幹部も人ではなく、クライナーに似た存在だったのだろう。だから血が赤くなかった。……本当によかった。もしアレが私達と同じ赤い血であれば、絶対に耐えきれなかった。
(アカリが追い払ってくれたから、何とかあの後立ち上がることが出来た。あのクライナーになってしまった子を助けるために、立ち上がることが出来た。けれどその場から離脱して変身を解除して、みんなで私の家に逃げ帰った時。それまで抑えていたものが全部出てきてしまった。)
あの“化け物”は、私達じゃどうすることもできない。むしろ歯向かえば、私も“あぁなる”。私だけじゃない、アカリも、プルポも、同様に。私たちは人だ、バケモノじゃない。だからもしお腹にあんな大穴を開けられれば……、死ぬ。みんな、死ぬんだ。
「プルポ、あの化け物。……知ってる?」
「し、しらないぷるぽ! あんなこわいの!」
「そう、だよね。……まだ解らないことばかりだけど、アレはプルポたちの世界の存在じゃない。私達の世界にいる、バケモノだ。」
「り、リッカちゃん。それって……。」
なんで考えなかったんだろう。プルポが言うには、妖精界という存在は私達人間界とは違う世界、けれど“繋がっている”世界だという。だからこそ文化や言語が似通っており、すぐに私達は彼と交流を深めることが出来た。つまりプルポたちの世界に“敵”がいるのならば、私たちの世界にいてもおかしくない、そういう、事だったんだ。
思わず、頭を抱える。
明らかに私達じゃ、いや大人たちだってどうにもできない様な存在に、選りにも選って“アカリ”が目を付けられてしまった。どうしよう、どうする、どうしたらいい。逃げるのは無理、まだ中学生でしかない私達じゃどこか遠くに逃げることはできない、親の理解なんて得られるわけがない。でも戦って抗うなんて出来るはずがない。
アカリが、大切な親友が、狙われてしまう。どうしたら、どうしたら……。
「と、とりあえず! 甘いものでも食べよ! ね! リッカちゃん! ジュースでも飲みながら、ね! ほら深呼吸! すってー、はいてー!」
「あ、アカリ。」
「私! 難しいことは解んないけどね! そんなに悪いことにはならない様な気がするの! 確かにとんでもなく怖かったけど、『殺されるー!』って感じはしなかった。もっとこう、なんて言うんだろう。……と、とにかく! 確かに最初はピリピリしてるような感じだったけど、最後はちょっとだけ、なんか優しいというか? 怖いのが収まった気がしたの!」
私の家だけど、親友のアカリからすれば勝手知ったる家。無理をしているのが解る少し大げさな動きをしながらコップに飲み物を注いでくれる彼女。
「だから多分! 大丈夫だって! それに多分、最初からやっちゃうつもりならあの場でやられてただろうし……。ちっちゃいプルポなんてぐちゃ! ぱーん! だよ?」
「こ、怖いコト言わないでぷるぽ! 想像しちゃったぽ!」
「…………ふふ、そう、ね。」
全身をジタバタさせながら怒るプルポと、お化けの様なポーズをとりながら少し低い声で怖がらせようとするアカリ。……そうね、私が、私がしっかりしなきゃ。
「アカリの言う通り、すぐに襲ってくるような存在じゃないのは確か。まずは、あの化け物とビジネスを名乗った幹部。二人の会話を、思い出していきましょう。たぶんアレ、対応を間違えるとそのままゲームオーバーになる様な敵。」
「……あたし大丈夫だった?」
「えぇ。たぶんお眼鏡に適ったんでしょうね。でもそのせいで眼を付けられてしまったのだろうけど。嫌われて殺されるよりは、何倍もいいわ。」
まずあのクモの化け物は、あの時点ではアンコーポも、私たちのことも初見の様な発言をしていた。勿論嘘の可能性もあるけれど、考える限り嘘をつくメリットが思いつかない。とりあえず初見だったという体で考えた方が良いだろう。たしか……
【“アンコーポ”に、“ジュエルナイト”。関係性はなんとなくですが、理解できましたわ。けれど……、ここは私の巣、お気に入りの町なのですよ? 別に子供がいくら遊ぼうとも構いませぬが……。ここは“蜘蛛の巣”で、私の家。不埒者にはそれ相応の代償を払ってもらうのが筋でしょう……、何か申し開きはあります?】
と言っていた。ここで気になるのは、『私の巣』というワードと、『子供が遊ぶ』、『不埒者には代償』という言葉。ここから推測できるのは、おそらくこの『ひかりが丘』全体があのクモの化け物のテリトリーであること、まだ確証を得られたわけではないが私たちがまだ“子供”とバレており、アンコーポを不埒者と捉えていることが解る。
「ひかりが丘にそんな伝承が残っているのかは解らないけれど……。日本には色んな蜘蛛にまつわる伝承が残ってる。クライナーみたいな怪物がいるんだし、そう言うのが実在しててもおかしくない。」
「でもリッカちゃん、あのクモの人そんな妖怪とかみたいな昔~、な感じじゃなかったよ? なんか鉄でゴツゴツしているというか、ハイテクだったというか……。」
「今はお爺ちゃんお婆ちゃん世代でもスマホを使うでしょ? 現代に適応しててもおかしくないし、妖怪だって世代交代しててもおかしくない。……というか重要なのはそこじゃなくて、“アンコーポを不埒者扱い”してる、ってこと!」
つまり、現時点では敵対関係ってことだ。子供はいくら遊んでもいいって言ってることから、多分町を破壊したり、戦闘の余波で壊し過ぎちゃったりしない限りは……。私たちは大丈夫な可能性が高い。というかそう思いたい。
そう考えれば現状アンコーポは、私達ジュエルナイトとあの化け物の二つと敵対していることになる。
けれど私達とアレが仲良く出来るかとは……、あまり思えない。ただの予想になってしまうけれど、あぁいう化け物。圧倒的な強者ってのは“自分のルール”で動いていることが多い。私は彼女にもそれが当てはまるのではないか、と思っている。つまり今回は見逃されたかもしれないけど、次回はないかもしれない。
「ん~、じゃあ今度会ったときに聞いてみるとか? そのルール。」
「ば、バカ! 二回目はないかもしれないのよ! 話聞いてた!? ……とりあえず私達としてはこれまで通りの生活を続けるしかなさそう、ね。」
ジュエルナイトとしての仕事は、ほぼアンコーポに先手を取られている。プルポがクライナーの出現を感知できるからこそこれまで大きな被害にはつながっていないが、その出現を事前に止める手立ては私達にはない。そしてそのクライナーになってしまった人を助けられるのも、私達だけ。
アカリが止めなければ、確実にあの化け物はクライナーを殺していた。みんなの笑顔を守るために身を投じた彼女の想いに応えるためにも、発見次第即座に相手を倒さなければならないだろう。もう一度あの化け物が止まってくれるかなど誰も解らないのだから。
「求められるのは、早急な発見と退治。あの化け物がやってくるまでに全部元に戻して、逃げる。正確な時間制限は解らないけれど、そう言う戦い方をするしかないと思うわ。」
「なるなる、流石リッカちゃん! ……となればもう、アレだね!」
「アレ?」
強く声を上げながら、立ち上がるアカリ。
「特訓だよ特訓! 素早くパパってみんなを助ける必要があるんでしょ! それでジュエルナイトの力は、変身した人の力を何倍も高める! つまり元から強ければもっと強い! だったらもう、特訓あるのみ! 走り込みだー!」
「……普段ならちょっと文句を言いたいけど、今回ばかりは乗るしかないみたいね。いいわ、やりましょう。」
彼女の言う通り、ビジネスが生み出したクライナーに私達は酷く押し込まれてしまった。自分たちの強化もだし、こんな危険なことに関わらせるのは申し訳ないけれど……。ジュエルナイトの残り2人の適性者探しも行わなければならない。
(……アカリのためにも、気合入れて行かなきゃ。)
◇◆◇◆◇
妖精界、アンコーポ本社。
移動型の巨大要塞、人間界から妖精界に帰還したビジネスはその医務室で治療を受けていた。
彼の肉体は人間と類似しているが、同じ生命体ではない。構成する要素が違うため、たとえ内臓を破壊されようともある程度活動することが可能であったのだ。けれどそのまま放置すればその命を落としかねない状態であったのも確か。そして部下がそんな怪我をしたとなれば、見舞いに来るものもいるだろう。
彼が治療を受ける病室に、一人の男がノックと共に入ってくる。
「こ、これはプレジデント!」
「あぁよいビジネス、そのまま安静にしておけ。傷が悪化してしまうだろう。」
そう、妖精界を侵略し我が物とした暗黒巨大企業「アンコーポ」の創業者にして社長、プレジデントのお出ましである。思わず傷のことを気にせずたち上がろうとするビジネスだったが、それをやんわりと止められてしまう。けれど流石に彼の意識が寝たきりの応対を許さなかったのか、頭を上げた状態で、プレジデントを自身の病室へと迎え入れた。
「にしても、こっぴどくやられたようだな。営業部の星と名高いお前がそこまでやられるとは。妖精界に伝わる伝説の戦士『ジュエルナイト』とはそこまでの存在だったとは……。これは計画を改めねばならんな。」
「いえ、プレジデント。私が怪我を負ったのはジュエルナイトによるものではありません。少し画質が悪く申し訳ありませんが、自身の眼鏡に映像を残しておりました。まずはそちらを。」
そう言いながら、手元にホログラムの様なものを生成したビジネスは、あのクモの化け物。“怪人クモ女”との戦闘をプレジデントに報告する。それを何度も繰り返し見たプレジデントは、少し考えこんだのちにゆっくりと息を吐き出した。
「ビジネスよ、お前らしくない失策をしてしまったな。」
「し、失策、でしょうか。……大変申し訳ありません。ですが、私ごときの頭では思い当たらず……。」
「この“蜘蛛”の存在。おそらくだが……、現地の地主的存在だろう。」
そう言いながら、手元のホログラムを操作しビジネスとクモ女が行った会話を再度見直していくプレジデント。彼はビジネスの優秀さ、営業としての力量と、アンコーポの幹部としての力量。その両方を過不足なく所持していることを理解していたが、幹部の中ではまだ若く、少し経験不足なところがある事も理解していた。
その熱意を買い人間界の侵略を命じたが、失敗だったかと内心考えるプレジデント。
「蜘蛛の生態にはそこまで詳しくないが……、巣を張り獲物を待ち受ける存在だったと記憶している。そしてこの存在はあの町、ひかりが丘を“私の巣”と表現した。つまりビジネス、お前はそのテリトリーに無断に入り込んでしまったわけよ。今回は見逃されたようだが、情報収集をぬかったか?」
「も、申し訳ございません! ですが事前調査ではこのような存在欠片も見受けられず……!」
「隠れていたのであろうな。だがまだそれはいい。こうして発見することが出来たのは僥倖。私がいう失策は、“敗戦”ではないぞ、ビジネス。」
プレジデントが操作するホログラムが、止まる。その瞬間はちょうどビジネスが腹を貫かれた直後。当時の痛みを思い出したのか顔を顰めるビジネスだったが、プレジデントは少しそれを気遣いながら話を進めていく。
「この時、彼女は【お客様に成れたかもしれないのに】と発言している。これはつまり……。」
「ッ! もしや!」
「その通りだとも、彼女は“対話が可能な強者”であったのだ。あの場で非礼を詫び、後日営業の約束をとる、というのが最善手だっただろうな。……まぁ我でも腹を貫かれれば動揺するし、反撃してしまう。そう気にするな、ビジネスよ。」
ビジネスの肩に手を置きながら、そう言うプレジデント。自分の失敗を理解したのか全身を震わせるビジネスだったが、これは早急に対処せねばならない。何せ相手は幹部であるビジネスをたやすく屠れるであろう強者。アンコーポの総力を上げれば勝利できるだろうが、警戒すべき現地勢力である。
アンコーポは秘密結社の側面を持つが、そのもとは企業、営利団体である。互いにダメージを受けるただの殺し合いをするよりは、顧客の一つにしてしまった方が何倍も良い。そのためにはまず謝罪し、関係の改善を図らねばならない。
「しかし相手は強者、そしてこちらが迷惑を掛けた側だ。確かに負のエネルギーを入手するには他の町でもいいが、“ジュエルナイト”を確保するためにはひかりが丘しかない。詫びの品をもって伺いを立てねばならぬだろう。まだあちらの法制度への理解が及んでいないようだがここは法務部の。いや相手のレベルを考えここは私自身が出向く……」
「プレジデント! どうか、どうかもう一度私にチャンスを頂けないでしょうか!」
そう、声を張り上げるビジネス。
「まだ、相手の全容が見えておらず、あの町に何が潜んでいるか解らない状態でプレジデントが向かわれるのは危険です。ここはどうか、私にもう一度機会を! 再度情報収集を行い、コンタクトを取り! 謝罪をさせて頂いたのちに! 先方との場を整えて見せます! プレジデントに出てきて頂くのは、その時に! どうか、どうか!」
「……ふむ、そこまで言うのならビジネス。お前に任せよう。だが、情報収集は丹念に行えよ? 此度は見逃されたが、その次はないかもしれぬ。必要なものがあればすぐに申請せよ、詫びの品は一切手を抜いてはならぬぞ。」
「心得ております!」
ーーーーーーーーーーーーー
〇サルでも解る! ネオ・デス博士の怪人講座!(ビジネス編)
はーはっはっ! ごきげんよう諸君! ネオ・デス博士である! 今日もサルに等しい貴様らの頭脳でも理解できるように“懇切丁寧”な説明をしてやろう! 今回は“アンコーポ”を名乗る小童秘密結社の幹部! ビジネスについて解説してやろうではないか! ……にしてもこの程度で幹部とはもしや人材不足か? 確かに私が所属していたデスカンパニーは優秀な人材を片っ端から捕まえ改造していたが……。も、もしやそれをそのすべてをピレスジェットに撃破されてしまったからか!? 優秀な素材が枯渇してしまったのか!? むむむ、素体が少ないのは困るぞ。これは手を打たねばならぬかもしれぬ……! っと、また脱線してしまったな! 早速基本スペックといこうか!
■身長:175.9cm
■体重:25.1kg
■パンチ力:21.7t
■キック力:44.4t
■ジャンプ力:51.8m(ひと跳び)
■走力:2.1秒(100m)
★必殺技:ビジネスカードスラッシュ
ふむ、軽い……。いや軽すぎるな? 我が最高傑作であるクモ女がその内臓を爆散させておったが、その肉体がほとんど精神エネルギーによって構成されているのが見えた。これはつまり、精神エネルギーは軽い、と言うことなのか? なるほどなるほど、それを考えれば確かに有用なエネルギーである事と認めねばならぬだろう。何せ改造とは軽量化の歴史でもある故な! ま、私は精神などという不安定なものを動力とする気はないが!
それでもまぁ幹部としては弱い、我がデスカンパニーの一般怪人レベルではないか。もしこれで幹部とすれば、その首領の力量も底が知れるだろうよ! さぁ何をしているのだ我が最高傑作! 怪人クモ女よ! お前がアンコーポ相手にその全力を出せば10分も経たずと殲滅出来るのだろう! そしてお前の頭脳ならば空間転移のメカニズムも解明可能! 自力で乗り込むなど朝飯前よ! さぁ早くあのプルポとかいう妖精を確保しデータを採取! 妖精界の位置を特定し! 攻め込むのだ!
……え? 今デスマーチ中で忙しいから変な電波送ってくんな?
な、なんと!? サルに等しい頭脳しか持たぬ愚民どもの為にあくせく働く必要などないのだぞ我が最高傑作! というか私が与えた優秀な頭脳をそんなもので酷使するな! あと出来るからと言ってデスマーチを決行するでない! 良い発明は良い休息があるからこそ生まれるのだぞ! はーはっはっ!!!
ではな諸君! 次の講義まではもう少し真面な頭脳を手に入れておくがいい! さらばだ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます