9 めざせ毎日投稿! 1日で仕上げるテクニック

 はいどうも、ご無沙汰でございますもっちさんです!!


 前回からだいぶ空いちゃいましたね、はい。


 やはり不定期更新だと、存在を忘れがちというか、習慣が優先されてしまうというか……


 まぁ、そんな位置づけで申し訳ないですが、手が空いたらやりますので


 引き続き、首を長くしてお待ちいただけたら。


 さて今回のお題はツイッターで募集したとおり、コチラ!


 『小説を毎日更新するためのテクニック』です!


 まぁ今回は、小説に限って話を展開していくのですが


 応用すれば他ジャンルでも使えるはずなので


 広い視野にてお読みいただけたらなと。


 特に長編が書けずに悩まれている方は必見ではないでしょうか?


 ではポイントを3つ絞りまして、お話しましょう!





ーーーーーーー

▼とにかく習慣化


 人間はスイッチが入ってないと、作業効率を著しく下げてしまいます。


 わかりやすく例えますと、数千万単位の借金を抱えている人が、日々の生業に集中できるでしょうか?


 根を詰めて働いても、月にせいぜい20とか30万くらいにしかならず、借金返済なんて夢のまた夢じゃないですか。


 それではもう仕事にならない。もっと効果的な金策を模索しちゃいますよね。


 極端な切り口になりましたが、程度を下げても似たような末路となります。


 推しのライブ映像を流しながら緻密な資料が作れますか?


 コワモテに怒鳴り散らされながら趣味に没頭できますか?


 基本、無理なんです。外的要因が原因でスイッチを妨げられていると、作業に集中できないんです。


 だからまずベーシックな流れを作る。いわゆるルーティンの中に創作を組み込みましょう。


 個人的には朝がおすすめです。いつもより1時間早く起きて、ガッと集中できる枠を作りましょう。


 朝はメールやらアプリ通知が来ることもないし、なんなら外の物音すら聞こえないという、絶好の集中ゾーンですよ。


 あとはただ書くだけ。


 早起き無理ィ! という方は、比較的自由になれる時間を探しましょう。


 食事や通勤電車の中とかがメジャーですかね。


 ともかく、決まったシチュエーションでやるよう習慣づけてください。


 それだけで、毎日の執筆時間を無理なく確保できますよ。

 



▼アイディア出しは理屈でやらない


 作品を書き続けるにあたって、壁となるものの1つがアイディア出しではないでしょうか。


 ネタはそのうち尽きますからね。あるいはパターン化してしまい、使えないものばかりという状況もよくあること。


 じゃあ画期的な話を考えなきゃ、となるのですが


 個人的に、論理的思考で作品を産むことをお勧めしません。


 論理的ということは合理的思考に近く、つまり最短経路を辿ろうとします。


 だからドラマに発展しにくいのです。


 例えば主人公や登場キャラが悩んだり別の道を模索したり、ふとした瞬間に振り返るといった、人間的な挙動をオミットしちゃうんでね。


 まぁ最短を突っ走る事が、必ずしも悪とは言えませんが……。


 さてこの節では、手早くアイディア出しする方法をお教えします。


 やり方は単純明快、誰でも今日から出来る。


 それは、ただボンヤリするだけでオッケー!!


 いやいや嘘じゃないし、テキトーぶっこいた訳でもないですよ?


 正確には『次の展開どうすっかなぁ』と意識しつつボンヤリするんです。


 抽象的なイメージで結構。


 この続きは楽しく、いやハラハラさせる、本編を進めるかサイドストーリーを深めるかなど、やりたい方針を浮かべてみましょう。


 すると連想ゲーム的に、パーツが断片的にイメージされます。


 それをカッチリ配置しようとはせず、ボヤッと、綿毛でも転がすようにまとめていってください。


 そのままド頭からゴールまで決まればいいですが


 途中で詰まるようなら一旦休止、壁のシミを見つめるなど別の動作を挟みましょう


 そして数分後、またトライ。


 おそらく前回詰まった所まではスッと決まり、ボトルネック対処が問題となるはずです。


 何か閃けばそれでよく、不可ならもう一度やり直し。あとは延々と繰り返す。


 この作業のポイントは焦らないこと。脳の活躍に期待することです。


 決して『オレにはダメだ、できない!』と塞ぎ込んでしまわないように。


 それが1番NGの大禁忌で、思ったが最後、ひらめきの扉は完全に閉じられてしまいます。


 1番の特効薬はワクワク感で、『この先どんな風に面白くしてやろうか!』と念じることです。


 それだけで大丈夫。きっとあなたの『面白い』が花開き、筆が大いに乗るはずですから。




▼美しさに囚われすぎない


 長編の更新で1番大変なのは、過去の自分が首を絞めてくる事です。


 なぜこんな設定を生やしたのか、とか


 この余計な表現さえなければ、とか


 過去の自分をウォーハンマーでどつきたくなるくらい、しんどい縛りが生じることもしばしば。


 だからといって、整合性に囚われすぎるのはよろしくありません。


 自然な流れで問題が解決すればいいですが、時として酷く遠回りさせられる事もあります。


 そうなると言い訳がましい文章や展開を、長々と連ねていく必要があり、やたら冗長になりがちです。


 そんな文章、読みたいですかね?


 さながら浮気の言い訳でもダラダラ聞いてるかのような、説得力の薄い言葉を読みたいですか?


 整合性は最低限でいいかなと感じています。


 話の辻褄合わせや、伏線の全回収に注力するくらいなら


 1話1話をドラマティックに、あるいは迫真的に書く方が遥かに大切ではないでしょうか?


 なぜならエンタメは苦痛を忘れるための麻酔だから。


 みんな、大変でせせこましい毎日を忘れるため、フィクションを読みに来ているから。


 だからツッコミどころのない物語よりも、熱中できて、のめりこめる作品を楽しみたくなるでしょう。


 ゆえに、物語が破綻さえしなければ、多少は筋が通っていなくても問題ないと考えられます。


 作風によっては、破綻してた方が面白いまでありますしね。


 辻褄合わせの作業は作家にとっても苦痛です。


 そして実際、上手く取り繕えたとしても反響がない事は多々あります。


 おそらく誰も得してない作業じゃないかと、そう思えてなりません。





ーーーーーーー


 いかがでしたか?


 長編作品を毎日書き続けるのに、才能はいらないんです。


 心構えとテクニックさえあれば、誰にでも出来ることだと思います。


 実際に長編を毎日書いてるよという方は、どうぞ、すり合わせするなり異論反論なり、お好きなように。


 毎日更新をためらってる方、苦い経験から忌避してる方、ぜひ試してみてください。


 あなたの創作活動に寄与できる事を願って。


 以上もっちさんでした、ご精読ありがとうございました!!




 

 

 



 

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