パネルクイズ!(2)


ヴェレニ : 「……ええと」

「おまえ達は資産家の屋敷に押し入った盗賊だ」

「警備の全てを切り捨て、ようやく資産家を追い詰めることに成功した……」


ヴェレニ : 「しかし彼は“命だけは助けてくれ、何でもするから”と言っている」

「彼の言葉に偽りはない、実際に言葉の通りなんでもするとおまえ達は理解できるだろう」


ヴェレニ : 「では、この場合すべき要求とは何だ?」


デス・マナー講師(無印):「え……そんなの常識的に考えて……」


ヴェレニ : 「!!!」「ああ、きみは本物だな……」


デス・マナー講師(1) : 「マナー以前の人としての道徳ですね」


デス・マナー講師(2) : 「答えは一つですよね」


ヴェレニ : 「なんということだ……全員が本物だったのか」


ヴェレニ : 「二人とも、この者らは外れだ」


ヴェレニ : 「他を当たるとしよう……」


ユール : 「なるほどな。答えを訊こう」


三人 : 「「「資産家にできるだけ多くの命を奪わせてから、資産家を殺します」」」


ヴェレニ : 「ウワーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!」

「ありとあらゆる生命が死んでしまう!!!!!!!!!!!」


ヴェレニ : 「……ようやく理解した……こやつら全員が偽マナー講師だ……」


デス・マナー講師(無印) : 「最適解が一つに定まるとつまらないですね……」


ヴェレニ : 「ああ……わたし達も死んでしまう、今すぐ殺そう、そうしよう」と錯乱して武器を抜きます


ユール : 「さて。では結果発表といくかな」


ヴェレニ : ……これ想定していた流れなんでしょうか!?


GM朝霧:いや……全然……君たちは7レベルの3人パーティで、この人たち13レベル人族魔物ですが大丈夫ですか? 1体ならともかく3体……?


ユール : 「斬ってみせ、斬れたら嘘マナー講師、斬れなかったら本物のデス・マナー講師」


ヴェレニ : なんかすみません!!??!!!??!!


ユール : 「示してみせよ! 本物のデス・マナー講師か、否か!」


マンジュ : 「ああ、そういう流れ?」


ヴェレニ : 「ウワーーーーーッッ!!!デスしたくない!!!!」


マンジュ : 「とりあえず……受けて立つよ!!」


ユール : ごめんね!!!!!!!!


GM:まあ……《薙ぎ払い》と《乱撃》があるしいけるか!!

戦闘開始、第一戦闘準備です!!


※彼らは訓練されたプレイヤーです。ついでに経験点とガメルも通常の7レベル帯よりかなり多いです。普通のパーティに13レベルの魔物を同数ぶつけてはいけません。※


次回、戦闘!

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