パネルクイズ!
ユールのプレイヤーからの提案により、突如開始されたデス・パネルクイズ。
PC2人+GMPC1人がNPCマナー講師3人に出題し、それをゲームマスターが答えていくという無理難題を無事こなすことはできるのだろうか。
ユール : 「ルールは簡単。これから挙げていく状況において、適切なデス・マナーを各自ボードに書いてあげていく」
ユール : 「そのなかで、最も嘘マナーっぽいものが……主犯!!!」
マンジュ :「なるほど!天才だね、ユール!」
ヴェレニ : 「エ!?何が始まっているのだ!?」
以下、デスマナーはトゥギャッターさんにまとめられていたポストを参考にしています。
デス・マナー講師 (無印): 「『ブッ殺す』という言葉を使っていませんか?
実際に行動に移すなら使う必要のない言葉なので、口先だけの人物と解釈される場合があり、ビジネスシーンでの使用はマナー違反です。
もしどうしても使用する場合は、既に事を済ませてから『ブッ殺した』と言うようにしましょう。」
ヴェレニ : 「……??????????」
デス・マナー講師(1) : 「上級魔術師への差し入れにお菓子を贈っていませんか?
お菓子は『仮死』を連想させ不吉であり、多くのシーンではマナー違反です」
ヴェレニ : 「仮死なら死んでないのだからいいではないか」
デス・マナー講師(2) : 「村を焼くときに一人残らず皆殺しにしていませんか?
実はこれ、マナー違反なんです。少年や少女を一人だけ生き残らせ、瞳に暗い炎を宿す復讐者を生み出すのが正しいお作法」
マンジュ : 「わ、わからない……全部本当のマナーに聞こえる……!!」
ユール : 「うむ。みな意気込み十分じゃな」
ヴェレニ : 「わたしは2番目(1)が偽だと思うが」
マンジュ: 「実は僕もそう思う」
マンジュ: 「魔術師への差し入れは死を連想させるものでなければいけないからね」
ヴェレニ : 「なるほどな……珍しく意見が合うではないか?」
マンジュ:「仮死……はダメだよね。死じゃないと」
ヴェレニ : 「……エ」
ヴェレニ : 「……?????????????????」
マンジュ : 「『人を殺す魔法とそれを助ける魔法以外に価値はない』」
マンジュ : 「王弟レイ様の名言だね」
ヴェレニ : 「ヤダーッ!!!デスい!!!」
マンジュ : 「ま、まあ誇張だよ」
ヴェレニ : 「ヒーンヒーン」
「もうこんな議論など無しにして全員殺せばいいのではないか???」「わたしには全員正気ではないように見えるが???」
マンジュ : 「実際には『リザレクションで生き返らせた人が二人殺したら、結果的に一人分多くの命を奪うことになる』って言ってたし!」
ヴェレニ : 「ウワーッ奪った命の数が基準になっている!!!デスい!!!」
ユール : 「よし、では最初にこなたが出題しよう」
ユール : 「もちろんお二人にも出題してもらうぞよ。考えておいての」
マンジュ・カミグチ : 「はーい」
ヴェレニ : 「ユールはなぜ話についていけているのだ……」
「…………エ!!!??!!??!!?」
ユール : 「といっても、こなたは頭が良くないから、よい出題とは云えぬやもしれぬが……」
ユール : 「トロッコ問題、なるものがあろう?」
ユール : 「暴走トロッコがあり、通路のレバーを切り替えねば一人が死に、切り替えれば五人が死ぬ」
ユール : 「その状況下において、いかに人間をデスさせるのが正しいデス・マナーか」
ユール : 「トロッコ・線路・人間への操作は、そのいずれもを許可する!」
デス・マナー講師(無印) : 「魔法拡大/確実化を宣言してデス・レイを撃つことで、一人を確実に死に追いやるのが正しいマナーです」
ヴェレニ : 「……これは救う人間を選ぶ問題だった気がするが」
「いつの間にか殺す人間を選ぶ問題になっているな???」
デス・マナー講師(2) : 「違いますよ。トロッコで1人を轢殺した後、レヴナント・カースで生き返らせて5人を襲わせます」
ヴェレニ : 「効率的に人を殺戮する方法は聞いていないのだが!!?!!???!!!!?!」
デス・マナー講師(1) : 「レバーを切り替えれば、確実に五人殺せます」
ヴェレニ : 「ア!この選択肢では確実に1人は生き残る」
「さてはこやつは本物でいいな?」
ユール : 「さて、審査の時間じゃ!」
ユール : 「いちばん嘘っぽいものに、それぞれ札をあげよう」
GM朝霧:では、『sc0』『sc1』といった形でシークレットダイスを使用し、投票を行ってください。
無印さんが0です。
ユール : はーい!!
GM朝霧 : では投票タイム!
ヴェレニ : sc2 c(2) > 2
ユール : sc0 c(0) > 0
ユール : 「これはな、ちと簡単に過ぎる」
ヴェレニ : 「……難しいが、やはり単純に考えるならこうだろう」カキカキ
マンジュ : sc0 c(0) > 0
system : [ デス・マナー講師 ] デスカウント : 0 → 2
system : [ デス・マナー講師(2) ] デスカウント : 0 → 1
ユール : 「簡単なことじゃ」
ユール : 「【デス・レイ】を確実化で一体に打つくらいなら、【デス・クラウド】確実化で複数人巻き込んだ方がお得じゃ」
マンジュ : 「優秀な魔術師なら魔法拡大確実化などなくとも人を殺せるはずだからね~!」
ヴェレニ : 「……エ!?」
「2番は確実に全員を殺し尽くす策を挙げて見せた……どう考えても正気ではないだろう」
マンジュ : 「数拡大で5人に撃つべきだよ」
ヴェレニ : 「……2人が何を言っているかまるでわからんのだが」
ユール : 「はっきり云うて、デス・レイ一体はデスの質も量も不十分。これは嘘マナー」
ヴェレニ : 「……今これは何の話なのだ?????????」
マンジュ : 「そりゃあ……正しいデスマナーを見分ける講座さ!」
ヴェレニ : 「??????????????????」
マンジュ : 「じゃあ次の問題かな」
二話に続く!
GMは一応、三人に分身させた時点で誰が嘘マナー講師か決めているので、読者の皆さんも当ててみてください。
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