第4話 全裸で雪山
次の目的地が決まったよ。
なんでも倒したのは魔王のひとりに過ぎず、上に大魔王なんてのがいるみたい。
これから沢山の魔王を倒しに行くそうだ。
で、行き先だけど、雪山だって。
ふざけてるの? こっちは全裸なんだけど?
問答無用でワープ。
すぐ終わるならいいかと思ったら、山のふもとだった。
ここからえっちらおっちら歩いて登るのかい?
それもう狙ってやってるよね? 殺意満々だよね?
怒ってやったら、えらい真面目に違うって言われた。
ずいぶん前から計画してた。文句があるなら置いていくって。
ほんと勘弁してください。
さすがに可哀想だからと、靴下と登山靴を貸してくれた。あとマフラーも。
変質者度合いにますます磨きがかかった。
とりあえずこれで頑張るとしますか。
と思ったら、ありがたいことにリフトがあった。
てっぺんに魔王がいるんだよね? リゾート地なの?
なに、魔王が自分用に設置した?
それを勇者に使われたら元も子もないでしょ。魔王ならワープしようよ。
そんな間抜けな魔王なんで、今回もあっさり倒せました。
そしてまた像が建ちました。色違いの。
まさか、この流れ続けるの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます