第2話 明音らの学校

この夜祭島は中学校まではある。それが「夜祭小中学校」で僕自身も中学までは通っていた。

夜祭島内には数人程度しか子どもたちが居ないので、小学生も中学生も同じ教室。


夏真っ盛りの今も、夜祭小中学校は通常授業らしく、朝早く明音たち姉妹は学校へ向かった。

どうやら明音たち中学クラスの担任である勝久先生が、授業中に延々と無駄話を挟むらしく「無駄話のせいで授業が一向に進まない。だから、クソ暑い日に登校する羽目になっている」と怒っている。

ちなみに、小学生で明音の妹・苺ちゃんは1学期の成績が芳しくなかったため普通に夏季補習に呼ばれているらしい。


午後、姉妹が帰ってくると明音が「明日は一緒にリックーも学校に来て!」と言ってきた。

理由を明音に尋ねると「クラスで、幼なじみが帰ってきた~っていう話をしたら、唯一の男子・修司が食いついて会わせろって言うもんだから!仕方なく…」

明音の表情から察するに、おそらく修司という男子生徒から「会いたい!」圧に押されて受け入れたのだろう。

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2024年9月20日 13:00
2024年9月27日 13:00

夏休みにぼくは島へ行く @noritaka1103

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