新キャラ登場!(ネタ切れじゃないよ!!)

ね、アローナ


なんですの


ネックレスの件…怒ってる…?


怒ってませんわ


…怒ってるなぁ…どうしようか…

ね、一つ聞いてもいい?


?はい、何でしょうか


アローナの婚約者ってどんな人?


どんなと言われても……真っ白な方としか言いようがございませんわ…


真っ白…?


ええ、幽霊の類いと言われても納得するような綺麗な方でした


どうゆうこと?


綺麗な方でしたわ、私とは正反対のお方でした


好きだったんだ?


え?いや…そ、そんなことは…


好きだったんだね


は…はい……ちょっと!春翔様の恋愛話も聞かせてくださいな!!


え?おれぇ?


はい!!


ん〜…恋愛というか初恋の話なんだけど…


かまいませんわ!!むしろそっちの方が興味があります!!


俺の初恋はね、中学生の時かな、塾の先生に一目惚れしたんだ


えっと…それは…?犯罪では……?


先生から俺に手を出せば、犯罪になるよ

けど、まぁ告白する前にあの人は先生をやめたんだ


叶わぬ恋だったんですね


あ、そうだアローナ


?はい


マシュマロ焼かない?


マシュ?何ですかそれ


えっと…なんか…歯みたいなお菓子!!


歯みたい…?


「クルシュ・ドラーナの事じゃなあい?」


!?誰!?


真っ白な長い髪の毛が靡いている


「んふふ、わすれちゃったぁ?」


チトセ……!?


「だいせぇかぁい!!」


アローナ、こいつ誰だ!!まさか…


私の婚約者ですわ…


だろうな!!こーゆータイミングで入ってくるのは大体婚約者!!うん!!


「こんにちわぁ、秋科春翔くぅん」


やはり思考を読まれている…

どうすべきか…ん…?チトセ?ずいぶん日本人のような名前…


「んふふ、僕の名前は鈴木千歳、異世界召喚者の息子だよぉ」


な!?どーゆーことだアローナ!?


それは…その…我が家が使えるご主人様は異世界の文化が好きで…しかしご主人様のお家には子どもが生まれなかったのです…養子も何処の馬の骨ともわからないやつを家に入れる気はない…と


「そぉ、だから僕が鮫ちゃんのお婿さんになったってわけ?」


鮫?


「ほらぁ、アーロンとアローナって似てるしでしょ?」


ここの言葉では鮫はミシュカプリテ、ですけれども…


で?千歳サンはわざわざ俺らのところにきて何をしに?


「ん?鮫ちゃんの様子を見にきただけだよぉ、ここ最近サメちゃんの思考を読むと男の声が聞こえるからどーしたのかなぁって思っただけだよぉ?」


なるほどね、あ、じゃあ最初に言ってたアレは?


「クルシュ・ドラーナのこと?」


そう、それ


クルシュ・ドラーナならキッチンにあった気が……あ、ありましたわ!!


そーそー!!これだよこれ!!これがマシュマロ!!


マシュマロ…覚えました!!


さすがアローナ、あ、ビスケットとかある?


「あはは、どうせマシュマロを焼いてビスケットで挟んで食べたいんでしょお?それも初恋の人に教えてもらった方法で」


一度死にやがれ!!お前…ほんとに殺す!!


「鮫ちゃんの許可なしに自由に動けない君がそれ言うんだあ?あ、ビスケットはドラー・アップリコトのことね」


くっっっ


アップリコトありますわよ!!


「じゃあ〜〜〜キャンプだー!!」


い、いえーーーい!!


***


さてと、テント設営と終わり焚き火も完了!!もうすぐ夜だぜ!!アローナは疲れて眠っちゃったけど…


「ん…」


どうしたんだ?


「ここは夕暮れが早いなあって」


まぁ、小さいが丘の上だからな


パチ パチッ パチパチッ


この音、俺好きだわ


「俺も」


?お前、一人称僕じゃないのか?口調もなんか憎たらしいホワホワしたのじゃねぇし


「アローナの前では優しい千歳クンでいてぇだけだよ」


ふーん、なんで?鮫ちゃん呼びもしねぇし


「貴族の嗜みってやつさ」


お前、この炎の中に飛び込んでいいぞ


「流石の俺でも死ぬわ」


何だったら死ぬんだよ


「さぁ」

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町外れは夕暮れどきから沈みだす 坂上田村麻呂 @kami72

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