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「ねぇ、林には好きな人いるの?」


「いるわけないさ」


「絶対いる!その反応」


「え、あの人だよね?そうだよね?」


「…」


「ね?ね?そうだよね?」


6月半ばの給食の時間

紗枝は突如、林の好きな人が知りたくなったのか

突如聞いた紗枝

竹内は林の好きな人を知ってるのか、たしかめて

林は、話を退ける

なんてまあ嚙み合わない話でしょう。


「あれだっけ、大喜さん好きなんだっけ?」


「...」


「まって好きなの?!!?まじか~」


大喜さんとは、私の友達でもあり

紗枝の友達でもあり、

なんと、林も友達でありまさしく近所。

小学校時代は、よく一緒にいて、よく遊んでたんだとか...。

大喜さんは今はべつの中学校にいってしまったが

私は連絡取ってるが、林はというと...


「もう大喜とは連絡とってないな~そういえば」


「えぇ~!好きすぎて連絡とってないパターン?!もしかして」


「あ、そういえばこの間、大喜が犬の散歩してた時にちょろっと喋ったけど」


「ひゆゅう~!!」


「まじでほんとそれは好きな証拠やで」


↑それは事実ですわ

だいたいは友達が犬の散歩してるときはスルーしていくけれど

喋るとはそうとう仲良くて、好きな証拠ですから


「だから違うって!」


「否定しても意味ないって」


「好きなんやな?!な?!」


「だから、ちがうって、!?///」


「うわぁ~!!照れてる!!好きじゃん~!!」


実際にほんとに顔が赤く染まっていた

ほんとに顔を真っ赤にして下を向いてたから

自分も思わず


「顔赤いね、笑笑」


言ってしまった笑

近くに座っていた友達も笑ってた


いじられキャラな林が照れてるのは

めったに見ないから多分林が好きな人は


ありがとう紗枝と竹内。


と思ってるだろう。笑


ちなみに林は私と同類といわれていて、

私も林も静かにモテるタイプ。

だからだれか知らない人から見たら


「こいつ、モテなさすぎでしょ、wwww」


と嘲笑われることも。

でもそういう人こそ、モテちゃうっていうなんとも謎な光景なんですよね。

ほっんと不思議~







「飯田~?」


「はーい?」


「今度勉強教えてくんね?」


「あーいいよ。報酬は?」


「えー。何か奢るわ」


「交渉成立!たっかいの奢ってもらおっと」


「さいあくなんだけど、笑」


「おい、誰が最悪かよ。」


「なんも言ってないです…」


「よろしい。」










「まじで、仲良しやなぁニヤ」


怪しい影が迫っていることは知らなかった__

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本当の三角関係とは...?? すそ @sonori

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