R15範囲外でも大丈夫な作品と、そうでない作品の違いとは…?
どうも、小坂あとです。
今回は前回の補足も兼ねて、引き続きR15の範囲について書き加えていきます。
前回は多分、おそらく、きっとここまでなら大丈夫…?(疑心暗鬼)というところまで書きました。一部、そりゃ警告されるわ!と怒られてしまいましたが……。
今回は、R15の範囲内を明らかに超えているのに大丈夫なものと、大丈夫でないものの差について。
理不尽なようですが、理不尽ではないれっきとした理由が、作者はあると思っています。
まず先に、大前提として“誰にも読まれていない作品”。
これはそもそも通報する人がいない、故にそのままで放置されている可能性が高いだけと考えられます。
じゃあ読まれなければいいってこと?と思うかもしれませんが、そういうわけではありません。読まれなくてもダメなものはダメと思いますし、誰にも読ませないために投稿してる人なんていないでしょうから…
何かの機会に爆伸びしてしまったら即通報・即警告・即BANを食らう可能性があるということも充分にありえます。
なので、伸びてなかったら良いという問題でもありません。
しかし、現に何万PVといっていて、なおかつ星も100以上あるような人気作品で内容もエッチなのに警告を受けずに済んでいるものもあります。
中には、あからさまに過剰描写があるものも……なくはないです。作者の作品も、もしかしたら過剰描写に含まれてしまうかもしれませんね。そこは素直に反省します…
それらがなぜ大丈夫で、似たようなお話を書いていてもなぜダメなものもあるのか。
ズバリ、“書き方”です。
以下、例文も交えて説明します。
例えば、皆さん。
「オーーーイエス!オンオン」
と、
「あっ……ん、あっ」
このふたつの喘ぎ声……どちらがエッチに見えますか?
おそらく、大半の人が後者を選ぶと思います。
今日伝えたいことの全てが、これです。
そして多分、運営が一律で基準を設けられないのも、これが理由です。場合によっては表現の自由を奪ってしまうし、感性は人それぞれ違うから。となると、基準が難しいんでしょうね。
要は同じ“喘ぎ声”でも、興奮しない書き方と興奮を促してしまう書き方に分かれてしまいます。だからひと括りにはできない、と。
前回のお話も、人によってはセーフゾーンがアウトゾーンに入ってしまう書き方の人もいるかと思います。キスシーンだけでアウト、的な。
しかし例文でいうところの前者はおそらく、いくら喘ぎ声が続いてもBANの対象にはなりません。なぜなら、もはやエロよりギャグ要素が強いからです。
私が見た人気作の中には、こんな喘ぎ方をしているものもありました。
「オオオオオ!!!イ■ーーーッ!!イエーーイ」
これが何個も続く作品は星の数も数百を超えていましたが、警告を受けている様子もなければ非公開にする気配もありませんでした。
当たり前です。これを読んでも、人は興奮しませんから。そもそも通報されることもないでしょう。
しかし後者の書き方の人は、ただひとつキス描写を入れただけでエロに見えてしまい、通報される可能性がグンと上がります。
これを理不尽と捉えるか、「まぁそらそやろ」と捉えるかは人によります。作者は、どちらかといえばそらそやろ派です。
じゃあ、どう頑張ってもエロになっちゃう人はカクヨムで書いちゃいけないの!?と思う人もいるでしょう。大丈夫です。あなたの才能を潰すことなく、安心して書いてください。
ただ、気を付けることはひとつだけ。
喘ぎ声を書く時は、
「■ッ…■■■……っ!」
ではなく、
「イッチャウー!!!」
なるべくこっち寄り、ギャグ寄りで書けば問題ありません。
「あん…っあ」
よりは
「あんあん♥きもちいい!」
の方がエロくないみたいに。
あまりに情緒的すぎるのもNGということです。
作者もどちらかと言わなくても情緒的な文が多いので、気を付けねばなりません…
ちなみに、カクヨムが大々的に公式エロと宣伝しているものも、多くは喘ぎ声があっさりめであったり、ギャグ要素が含まれている場合があります。
そこら辺の、読者の捉え方を踏まえて書けばエロくなりすぎず済んで、通報される確率も減らせることでしょう。
もし、どうしてもそれだと作風を壊してしまうから嫌だ!と思う場合は……残念ながら書かないか、喘ぎの量を大幅に減らした方が無難です。
話は戻りますが、今あるエロ作品の中で明らかにアウトゾーンに入っているけど大丈夫なものは、あまり情緒的な書き方をしていないものが多い、というのが作者の見解です。
あくまでも個人の感想であり、全ての作品に目を通したわけではないので、他にもまだまだセンチメンタルで普通にエッチで評価の数も多いのに警告を受けていないものなんかもあるかもしれませんが。
今のところ、作者が確認した感想としてはそんな感じでした、というお話でした。
前回も書きましたが、これを参考にするかどうかはあなた自身です。そして、だから大丈夫という保証もありません。
エロに関わらず、グロ等に関しても読者のことを考え、弁えるのが一番だとは思いますので、そのあたりはご自身の作風とご相談ください。作者も気を付けて参りたいと思います。
今後も皆さまが、カクヨムで素晴らしい作品を生み出すための参考になれば幸いです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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