近況ノートじゃ、予約投稿できないから。そういうのやりたいときの雑記帳
釜屋留間幾二
第1話 ぼにしも
ぼにしもさんはガンガン車が行き交う目白通り沿いにあるのに、車客なんて当てにしない、店内もカウンターしか無い、なんというか潔いお店でした。
私が食べに行くといつもカウンターに人がいなくて「この店大丈夫なんかなぁ」とずっと思いながら通っていました。
この店の代表といえば、パッツリとした中細縮れ麺にあっさりとした魚介出汁の醤油スープがマッチした、いわゆる東京風といえるラーメンでした。当時でも多様性に溢れたラーメン業界で、これで売っていくというのはなかなか勇気のいることだと思います。実際私も初めて食べた時はパンチのあるスープに慣れすぎて逆に新鮮だった覚えがあるぐらいです。
また店主さんの人柄が良く、店に行くとがらんとした店内で「あ、来たんだ」みたいな感じで、気楽にいらっしゃいと迎い入れてくれて、ほんとにコイツ商売する気あるのか?と心配した憶えもあるくらいで、それでもラーメンには一生懸命。
近くの有名店では行列なのに、コチラではカウンターで三人以上並んで食ってるのを殆ど見たことがない、それなのに潰れない。
ずっと地元に愛されてきたお店だったのでしょう、20年以上お疲れ様でした。
近況ノートじゃ、予約投稿できないから。そういうのやりたいときの雑記帳 釜屋留間幾二 @neji_
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