応援コメント

終沫」への応援コメント

  • 完結、おめでとうございます。
    この長さのストーリーにしっかりエンドマークをつけたのは初めてでいらっしゃいますか? 仕上がってみれば、堂々たる内容、滔々たる語りっぷりで、こういうたとえ方はそろそろ終わりにしないといけないと思うんですが、仮に高校文芸部の部誌にこんなのが載ったら、普通のレベルの高校だと眩しすぎてとても読めないというか w

    前回までの展開がああで、その後日談のエピローグとなると、正直、どうしても決まりきった展開、テンプレっぽいシーンの描写になってしまいますけれども(二人が海水をかけあってきゃっきゃうふふしているところとか、ある意味そうですね 笑)、それでも込められるだけの思いを込めた文章というのがよく伝わってくる、キラキラしくも瑞々しいファンタジー短編です。

    あとは辞書的な言葉の正確さと、「伝わるんだけど表現としてはちょっと」っていう甘いところをもう一段意識することなあ。とりあえず今回分、気が付いたところを数点挙げておきますと、

    >でも、飛び降る瞬間に凪砂に手を掴まれたって、
    「飛び降りる」ですね。

    >ハッとして、私は振り返る。
    >目線の先には、真っ白な砂浜。

    特におかしいところではないんですけれど、ここのシーンで急に海が現れた、という印象もあるので、これの前、家を出たあたりで、砂浜の近くを歩いているとわかるような風景描写なり波の音への言及なり、一行二行ほしいところ。

    >細かい砂の粒はローファーの間をいとも簡単にすり抜け、

    誤解する人はいないと思いますが、両足の間を砂が吹き抜けていってるような光景にも読めるんで(あるいはローファーの皮革を砂がすり抜けていってるようなイメージにも)、「ローファーの端から簡単に入り込んできて」ぐらい? 要は靴の中がすぐに砂だらけになったってことを言えればいいんで、表現を考えてみてください。

    最後の一行、「耐えることなく、キラキラ輝いていた」は「絶えることなく」なんでは、と書こうとしたんですが、文章変えたんですね w。うーん、「息を吸うように」……。海の底からようやく海上の光の中に出られて、という意味を込めたのはわかるんですけれど、これこそ唯一無二のフレーズ、というはまり方ではない感触もあるような。一方で、なんとなく秋葵さんらしい締めくくり方、という印象も感じますので、これもまたよし、でしょうかね?
    まあ、ベストの言葉が出てこなかったら(ベストじゃないとご自分で思われているならですが)、思いつくまでとりあえずこの一行を掲げておく、ということでもいいと思います。後々に小さい改訂を入れること前提でどんどん作品を発表できるのが、投稿サイトのいいところだと思いますし。私の作品も、「この段落、たぶん後で変更すると思いますが」っていう注釈の入った仮完成の作品ばかりですんで ^^。

    読み手としては、今年中に作品の完成に立ち会えてう嬉しい限りです。というか、エタらなくてよかった 笑。なんだかゆったりしてるところを口やかましくつついて仕上げてもらったようでちょっと申し訳なかったんですが、書いてと言ったらすぐにこれだけの仕上がりにできたのはさすがですね。

    未完成の短編というと、あと「交換日記」があるんですけど……あっちは、まあ書けそうな気配を感じたら、その時にということで ^^。長編も番外編も大変でしょうしね。ただ、長編の合間にさっと書く短編って、結構気分転換になって、いい刺激にもなるんで、これからも折をみて挑戦していただければと思います。

    純粋に作品として楽しませていただきました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    短編をちゃんと完結させるのは初めてで、個人的には過去一で出来も良く、伏線も回収し切って綺麗な終わり方ができたなぁと自画自賛しています笑


    >こういうたとえ方はそろそろ終わりにしないといけないと思うんですが、仮に高校文芸部の部誌にこんなのが載ったら、普通のレベルの高校だと眩しすぎてとても読めないというか w

    私は逆に、湾多さんとやり取りしているうちに「文芸部入ってみたかったなぁ」ってちょっと思ってます笑
    中学は普通の公立中だったので、文芸部やそれに近しい活動をする部は一切無く(創作系の部活って言えば美術部くらい)、前に通ってた全日制高校には、あるにはあったけど部員が三年生しかいないという状況で…(しかもほぼ幽霊部員)
    私自身、文芸部に興味はあったし、実は入部も考えていたけど(体験だけ行った)、先輩たちが引退して自分一人で部活背負うことを考えるとプレッシャーすぎて、結局入らなかったんですよねぇ…(あと単純に吹奏楽部の活動が忙しかった)
    私自身、同じ趣味を持つ誰かと小説を読み合ったり、誰かと一緒に執筆をした体験がほぼ無いので、「『学校の部活』という名目で同級生たちと小説が書けるなんて、そんなの楽しいに決まってるじゃん!」と勝手に思ってしまいます笑 
    この際だから大学で再チャレンジしてみるのもありなのかなぁ…


    >読み手としては、今年中に作品の完成に立ち会えて嬉しい限りです。

    書き手としても、今年中に完結できて本当に良かった…
    私個人的に、最終回って『このラスト一話、ラスト一行で作品の質がすべて決まってしまう!生半可なものは書けねぇ!』とつい気負ってしまうあまり、投稿するのを躊躇してしまいがちで、お恥ずかしい話ですが今回もそんな感じでこんなに間隔が空いてしまって…けど、それで更新ストップという形になってしまったら話にならないし、やっぱり物語を一区切り『完結』させないと味わえない達成感もありますし…


    >長編の合間にさっと書く短編って、結構気分転換になって、いい刺激にもなるんで、これからも折をみて挑戦していただければと思います。
     
    私の場合、短編をたくさん書いてみたい気はするけども、ネタが毎回同じようなのしか思いつかないのがちょっと悩みでして…
    というか、そもそもこの話の主人公・凪沙の「家庭に問題のある子供」という設定も、「あの音」の番外編で既に取り上げている設定だし、湊斗も、あの金髪チューバ男子(笑)と若干キャラ被ってるし…
    正直「あの音」で大量のキャラクターを登場させて、それに合わせた生い立ちやエピソードを描いた(描く予定)あまり、他の短編で「なんかこのキャラ『あの音』の〇〇と似てね?」みたいな事になりそうで…
    全く別の物語を書くのなら、せっかくだから「あの音」では出せないような奇想天外なキャラクターやストーリー展開にしたいなぁ、と最近は少し考えています。
    いっそのことSF辺りも視野に…


    >純粋に作品として楽しませていただきました。ありがとうございました。

    こちらこそ、投稿頻度が鬼のように遅かったのにも関わらず、最後までご覧下さってありがとうございました!(星も、「まさか湾多さんから3つ貰えるなんて!」と非常に感激しました)
    またこれからも長編だけでなくら他の短編や中編もご覧になって頂けたら光栄ですm(_ _)m
    また次回もお楽しみください!

    編集済