応援コメント

第四沫」への応援コメント

  • ええっと。いくつか誤字です。はずみで入力したような語句ばかりではありますが、

    >そしたら、その子が『美波が私の好きな人奪った』って言い初めて、
      言い始めて

    >湊斗が不意を突かれたように目を見張ふ。
      見張る

    >凪砂は命かげでお前を助けようとしたのに、
      命がけで


    さて、物語のクライマックス部分ですが、展開自体はとても素晴らしいです。第二沫で「これだけの重たいセリフに十分反論できるような展開を用意するのは難しい」と書かせていただきましたが、この流れなら文句ありません。というか、「そうか、この手があったか」とこちらが学ばせていただいている体たらくで 笑。まあ、プロかプロ候補生レベルだと「え、このプロットで王道でしょ?」と涼しい顔で言えるのかも知れませんが、湾多ぐらいの投稿作家だと、本気になってひと夏考えても、このシーンが思いつけたかどうか。
    もうこれだけで、秋葵さんのストーリーテリング力は、アマチュアの有段レベルだと思うんですが――と書きつつ、アマチュア有段とプロ初級の間は依然大きな隔たりがあるということは、一応申し上げておきますけれども――いくつか疑問もありますので、申し上げますと。

    まず、これはもう好みレベルですけれど、過去の美波の行動にはっきりそれと判る伏線があったらなあ、という気はしました。それっぽい描写もあったのは確かで、だから美波の身投げはそれほど唐突でもない、と見る読者もいらっしゃるでしょうが、セーラーの破れ目とかは、伝聞とか洗濯物のチラ見とかでもいいんで、ほんの一行二行、ごく最初のうちに出ていたら、まあ湾多の感覚ではですが、より完璧な流れになるかと。

    あと一点、気がついたら自分の部屋、という展開なんですけれど、確か二階でしたよね? かついだのは湊斗が一人で?
    いくら自室だからといって、ずぶ濡れの、もしかしたら死にかけかも知れない少女を、わざわざ二階の、それもベッドの上に運ぶというのは違和感あります。布団とか階段とかびしょびしょになるはずで。
    というか、多分読者はそこがいちばん気になってると思うんですけれど、濡れた服はそのままでいいのか? 着替えさせたんなら、それは誰がどこで? 仮にそこらへんきちんと人を呼んで風呂場で脱がせて海水洗い流してドライヤーかけてやって、なんてしてたら、もう少しバタバタした騒ぎになってるはずでは? などなど、場面の構成としてはやや不自然な印象があるのですね。
    いちばん面倒が少ない修正を考えるなら、今回の後半部分は全部砂浜のシーンにして、他の大人に見つかることなく、三人の間だけで完結したやりとりだったということにすべきかと。水を吐かせる処置ぐらいは渚でやるはずだし、美波が混乱状態のまま凪砂に絡むというのも、水から上がった直後ならより自然です。
    なんとしてでも二階の部屋でシーンを作りたい、ということでしたら、美波の怒り方にひと工夫ほしいところ。事件から少し時間経ってますから、もう少しふさぎ込んだ状態になってるか、静かに恨み言を並べ立てるとか、そういう怒り方になってるんじゃないかなと思います。

    ところで、これ、まだエピローグありますよね? 今回のこの展開だけで、短編としては十分優秀作だと思いますが、どういう話の閉じ方をするのかも注目したいところ。楽しみにしています。

    作者からの返信

    コメント&語字訂正、ありがとうございます!すみません、ここ半月くらい色々あってカクヨムから離れていて、かなり返信遅れました(-_-;)
     
    にしても、今回誤字が酷いですね…2時間睡眠とかで書いたからかな…


    >さて、物語のクライマックス部分ですが、展開自体はとても素晴らしいです。

    えっありがとうございます!(歓喜)
    なんか今作は全体的に湾多さんからの評価高くて、ひたすらに嬉しい…✨️

    正直、前作まで散々「子供に生きてほしいと思うのは親のエゴ」だとか言い続けてきた凪砂が、いきなり主張をまるっと変えた(変えざるを得ない状況ではあったけど)ので、「えっ、主人公、急に思考変わりすぎじゃね?」と突っ込まれてしまうのではないか…という恐れの元、今回の話を書いたんですけど、そこは上手いこといってたみたいで、良かったです

    >もうこれだけで、秋葵さんのストーリーテリング力は、アマチュアの有段レベルだと思うんですが―

    ファァァァァァッ?!
    えっ、どうしよう嬉しすぎます…まさかそこまで評価してもらえてたなんて…
    でも、流石にプロかどうかってなると話は違いますよね…本屋に並んである本って、ほんとに一切どこにもツッコミどころがないような、完璧なのばかりですし…それでもデビューにこぎつけられない人達だって大勢いるだろうし…
    改めて、小説家って厳しい世界だなぁと痛感します💦


    >いくら自室だからといって、ずぶ濡れの、もしかしたら死にかけかも知れない少女を、わざわざ二階の、それもベッドの上に運ぶというのは違和感あります。

    ここのシーンは、自室にしようか病室にしようか(溺れてて、凪砂と美波ふたりして救急搬送されたという設定)迷ったのですが、病室だったら、美波が凪砂に絡むシーンが作りづらい(病院のベットだと簡単に起き上がれないだろうし、大声出したら看護師さんに止められるだろうし)と思っての場面配置だったのですが、自室にしたらしたで、もっと難しいことになってしまいまして…
    一応、凪砂が目覚めた時点で、もう濡れた服も全部着替えてて応急処置も終わってて(家に医者呼んだ)…という設定なのですが、なんだろう、うーん、凪砂もそこまで危険な状態ではないから、髪とか乾かしてる間に目覚めそう(笑)
    なので、ここは修正します。
    美波の凪砂に対しての絡み方も、なんかちょっと不自然…っていうか、さっきまで自殺しようとしてた子が、ここまで自分の感情を露わにしてあからさまな怒り方するかな?と、実は作者自身も思ってたので…


    >今回のこの展開だけで、短編としては十分優秀作だと思いますが、どういう話の閉じ方をするのかも注目したいところ

    次回で最終回の予定です!
    本当はカクヨム甲子園に間に合わせたかったのですが、全然間に合わなかった…(というか、締切日を見間違えていた)
    もう期間も字数も気にする必要が無くなったので、じっくりと丁寧に話を閉じようと思います。
    いつになるか分からないですが、最後まで見守っていただけると光栄ですm(_ _)m

    ここ最近カクヨムから離れてて、実は小説も全く書けてなくて投稿頻度もガタ落ちだったのですが、ちょっと生活に余裕が出てきたので、また長編の方とも合わせて投稿していきたいと思います。フォロワーさんにも見捨てられてなかったらいいな…(笑)

    編集済