あのコがやってくる。

@kokutoutyama

第一章

これは一年前の話である


「楽しみだねー」そんな発言が聞こえてくることが増えてきた。まあ無理もないだろう、なんたって一週間後は文化祭だからだ。ただ、一つ、、、「でもあれちょっと怖いよね」去年の文化祭で起こった事故の話である。


「文化祭まであと一週間だって、早いよなーー」〇〇がいう「それな、俺のクラスまだ全然準備進んでないわ」なんていってる間にもう一年フロアまで来てしまった「なじゃ」そういって〇〇と別れた。教室に入ると、やはりみんな文化祭の話をしていた。先生が教室に入ってきてホームルームが終わり、文化祭の準備の時間になった。みんながやがやしている中でいきなり静かになった「ぱりーん」とある地味な女子が花瓶を割ってしまった。それは俺のクラスの出し物お化け屋敷に使う、花瓶だったのだ。花瓶が落ちて2秒ほど経つと「あーあどうすんだよ」クラスのリーダー的存在の××が言い出した。「あ、そうだ驚かすためにこいつ段ボールの中に忍ばせておこうぜ」それで罪を償わせるつもりなのだろうか。まあなんだっていい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あのコがやってくる。 @kokutoutyama

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る