朝から可愛い彼女
翌朝、朝日の光が窓に差し込み俺は目覚めた。
視界には可愛らしい横顔、俺の腕の中で眠る澪の寝顔があった。
彼女の長いまつ毛、整った顔立ち、サラサラな髪、そして……艶めかしい首筋。
あ、そうだ……昨日、澪にキスマークをつけたんだった。
彼女の首を見ると、あとは薄くなっていて見えない。
「澪、昨日もかなり気にしていたからちょうど良かったかもね」
「……んぅ……ぁ……あ……お」
澪は俺の声に反応して、眠そうな目をこすりながら目を覚ます。
ちなみに、今の状態で澪と向かい合って抱きしめている。
彼女の大きな胸も俺の体に押し当てられ、柔らかい感触に興奮してしまう。
澪は眠たげな表情を浮かべながらも、俺に笑顔を向けて頬に軽くキスをする。
「ちゅ……えへへ、おはよぉ……青」
「おはよう、澪……眠そうな顔も可愛いね」
「青は朝から元気だね……なんか、いつもより気持ち良く眠れたかも……」
「そうなのか?」
「うん……青の逞しい体に抱かれて、青の程よい汗、匂いに癒されたから……」
「恥ずかしいんだけど……まあ、俺はドキドキしすぎて、眠りが浅かったけどね」
「え、本当?どうして?」
「そ、それは……澪の大きくて柔らかい胸が当たったり、甘くて蕩けるような匂いが鼻を刺激したり、顔が近いから吐息がくすぐったかったりしたからだよ」
「ちょっと!!恥ずかしいなら、わざわざ説明しなくていいよ!!……もぉ、青のえっち!!」
澪は頬を赤く染めて俺の胸を優しく叩いてくる。
その仕草が可愛すぎて、俺は思わず彼女の頭を撫でた。
「澪、可愛いな」
「あぅ……そ……そんなことで誤魔化されないから!!」
あ、やばい……澪の頭から湯気が出そうなくらい顔とか耳が赤くなっている。
なにこの可愛い生き物、朝から俺の理性を削るとかずるくない?
けど、本当に昨日の夜は眠れなかった。
澪にキスした後、彼女はぐっすり眠っていて、俺は興奮しすぎておかしくなっていたのだ。
だって、同じベッドでお互い向き合っているのだから……澪はそんな状況の中で、俺にむぎゅっと抱きついて色々なところを擦らせていた。
胸とか脚とか……甘い吐息、匂い、肌の温もりも……あらゆるものが俺の本能を刺激しまくっていた。
今は眠い……けど、寝起きの澪を見れて良かった。
「青、ニヤニヤしてどうかしたの?もしかして、スケベなことを考えて……」
「それぐらいのことを考えてもいいぐらい、昨日の澪はエチエチだったからね」
「もぉ……バカなことを言って……ほら、お詫びに……ちゅうして」
澪は体を動かして俺に上から覆いかぶさった。
色々なところが当たって、朝から昨日並みの興奮を覚える。
朝からムスッとしながらも、甘いおねだりするところが可愛くて仕方ない。
まあ、俺としては首とか耳を舐められて腰が抜けて喘いでいる、澪の痴的な表情も良かったんだけどね。
そんな気持ちが伝わったのか、澪は俺の首筋をなぞる。
頬まで赤らめて、俺の目を見ながら彼女は自分の唇を舌で舐め回しながら妖艶な笑みを見せる。
「えへへ……昨日、私をあれだけおかしくさせたんだから……朝のキスはそれなりじゃないと怒るから」
「それは大変だ。じゃあ、汗だくになっても息を乱して心臓がおかしくなっても……良いんだね?」
「なっ……べ、別にいいけど?むしろ、嬉しい……うぅ……は、恥ずかしいから……目を瞑って」
「はいよ……」
仰向けの俺は目をつぶり、澪は静かに呼吸を整えながらゆっくりと顔を近づけ……お互いの唇は優しく触れ合った。
澪との甘いキス……朝の目覚めに最高で気持ちが良い。
俺は澪の腰に手を回して、彼女の体をさらに強く抱き寄せる。
澪の柔らかい胸は、俺の胸に強く押し当てられ……彼女の唇は俺の唇を何優しく啄んでくる。
舌も絡み合って……なんか、頭がぼぉとして眠くなりそう……朝の澪も俺の弱点だ。
吐息、匂いが脳を刺激するからか……彼女の蕩けた表情は朝見てもドキドキする。
……ああ、朝日が眩しすぎる。
俺は澪とキスをしながら幸せな朝を迎えた。
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