第4話 暗器兵装δ
反射的に刀を振った
教皇に刃は届かなかった。
「まさか、教皇が行使した魔法は—―」
頭によぎったのは、魂を魔力へと変換し吸収する最上位魔法「
しかし、刀が魔力となり彼に吸収させたことから予想するに極魔法「
そう考えているうちに、教皇は空へと昇っていく。
「
そう呟き、暗器兵装δ《トランス・ブラック・デルタ》を発動させる。
武器は「拳銃」。
小さなその拳銃は、
「
何かを伝えるために、エンシェがドラゴンの翼を背中から出しながら、超高速で私のところまで来た。
「どうかした?」
「あの魔法は極魔法の
「私のことを、心配してくれたの?ありがとう」
上空にて、魔方陣を作り出し天使召喚の詠唱をしている教皇から目を離さないようにしながら彼を殺すための最善手をエンシェに伝える。
速度と精度を上げるために「速度上昇」そして、妨害魔法・妨害結界を無効化する「妨害無効化」を
そして
「この弾にすべてを賭けます。エンシェ、威力の増幅は頼みます」
「はい、
そうして照準を教皇とその前に立ちはだかる
音を感じる間もなく、その
それを迎え撃つのは、デルタの召喚した天界の門番「
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