21:たったひとつの冴えた髪型 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093080437113456/episodes/16818093081375425684
かつて孤独から自分を救ってくれた先輩が、自分を助けるために、極限状態のなかでさえ冷凍睡眠装置を賭けた全裸麻雀で見事な裸体を見せてくれる……そんな萌えるシチュエーション、燃えないわけにはいかないんですよね!(カツラの話はどうした)
お互いがお互いのことを大切に想っている間柄って、素敵ですよね。3日間何も食べずに過ごしていたふたり、そしていつだって自分にとって救いになってくれていた先輩が、極限状態のなかで更に自分を気遣いながら、「ラブくんよりはムキムキだよ」と語る肉体を見せてくれる……もちろん何も起こらないはずがありませんでしたね。
ライラック先輩には生きていてほしい──そんなラブハーロくんの願いが、切なくも眩い輝きとなって、筆者を始めとする読者たちを魅了するのではないでしょうか?
ちょうど、幼い頃に恋に誓い感情を抱いたスラム街の男を理不尽に、まるで木っ端のように消し飛ばした世界への怒りや復讐心を『世界の不平等や不公平への憤り』と履き違えたまま成長した、平等と平和を謳うラスボスお兄さんの登場するホビーアニメを摂取してきたばかりなので、こういうお話がとても刺さるんですよね。
たぶんライラック先輩にとってもラブハーロくんは生きていてほしい相手だったから、彼の想いに気付いたあとに『バカだなぁ……僕なんかより、君の方が将来有望だったじゃないか』と涙を流し、その涙を照らすどこかの星の朝日はさぞかし綺麗なんだろうなというコメントを添えて、『たったひとつの冴えた髪型』の感想とさせていただきます。
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