匿名短文カツラバレ企画　感想

遊月奈喩多

お話

　髪ングアウトですか……大したものですね。

　企画のトップバッターを飾るに相応しい、気持ちのいいカツラバレ短編でしたね！　というかカツラバレからこんな清々しい物語が発生するんですね……天晴れ！

　白上さんが俺くんを公衆トイレ(の陰)に連れ込んでいく姿がクラスメイトに見られていたりして……なんていう展開も想像してしまいますよね。

????：『よかったのか、ホイホイ着いてきて？　俺は、ノンk(ry』

　トイレの陰から戻ったら、様子を見に来ていたクラスメイトたちの妙に生温かい視線が待っていたりしそうですね。気恥ずかしさのあまり「アッ──！！」なんて声が出ることもあるかも知れません。

　それにしても白上さん、俺くんの「ウホッ！　いい天使……」をきっかけに前を向いていけるといいですよね。まあ黒髪への憧れ自体は変えることもないと思うのですが、自分の髪色についても受け入れられるようになればいいなと思います。

　とことんよろこばせていただきました、という報告と共に『カミングアウト』の感想とさせていただきます。

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