第49話

 「ふーん、人間の家なんて初めて見たよ。」


 「少し特殊な召喚方法でしたから私は分かりますが、この家は普通じゃないですよ。魔力で動いている魔道具ではなく、電気で動いている家電なんですから。」


 「電気?家電?なにそれ?魔道具じゃないの?人間が使うのって?」


 初めて見た物ばかりで頭に疑問符を浮かべている様だ、ティーナは。


 俺としては電気も家電も普通のことだ。逆に魔法とか魔道具の方が不思議である。


 そこら辺の感覚がシルクとティーナは同じな様だが、俺は2人とは違うせいで何をどう教えられるのか微妙に分からない。


 それも踏まえてシルクと一緒にティーナに教えていく。そうして最後にお風呂場の使い方を実践形式で教えていく。


 汗だくの服を脱ぎ捨て籠に入れる。そんな俺とシルクの姿を見たティーナは装備を解除することで全裸になった。


 「む、何見てるの!!」


 「あ、ごめん。」


 ついジッとティーナの裸を見て、ティーナに怒られてしまう。


 両手を使って隠す仕草をするティーナだが、その身体はシルクの様なボンキュボンとは言い難い。ティーナの場合はツルペタストンだ。


 これがフェアリーとしての平均なのかは分からないが、これまでの妖精の花園での戦闘ではもっと身体の凹凸があるフェアリーもいた気がする。ボスモンスターのハイフェアリーは凹凸がはっきりしていたのは覚えているが。


 シルクの背後に隠れようとしたティーナをシルクが掴み取った。


 「な、何するの!!」


 「ティーナさん。これから私たちは裸の付き合いをする仲になるのですよ。恥ずかしがらずにご主人様に見せなさい。」


 「えッ!?は、恥ずかしいよ!!!」


 顔を真っ赤にして抗議するティーナだったが、レベル1のティーナでは元々の体格差もあってシルクの拘束から抜け出すことは出来ないでいた。


 そんなティーナを連れてシルクがお風呂場へと向かうその背後を俺は付いていく。


 歩く度にシルクのお尻が揺れ動く様子を見ていて、俺の股間の竿が長く太く硬くなってしまう。


 これがいつもならばシルクとこのままソーププレイに突入するところなのだが、今回は召喚したばかりのティーナがいる。


 この大きくなってしまった物をどうにかしないといけないが、俺の視線はシルクのお尻に向かってしまう。


 「逃げちゃ駄目ですよ、ティーナさん。」


 「むぅ、分かったよ。でもミコト!いやらしい目で見ないでね!!」


 「えっ!あ、うん。」


 ティーナのツルペタストーンな身体を見ても人形と変わらない大きさで興奮はあまりしないはずだった。


 それでもティーナの裸を見て大きくはなりそうにはなった俺の息子は節操なしになってしまっているようだ。


 「あ!!ボクでいやらしいこと考えたんでしょ!!!ミコトのあそこが大きくなってる!!!」


 「そうなのですか?ご主人様。」


 シルクが拘束していたティーナを離して俺の方を向いたことで大きくなった俺の息子が2人に見られてしまった。


 「え、いやこれはシルクを見てだよ!?」


 「な!?ボクは魅力的じゃないってこと!?」


 全裸で何も隠さずにティーナは俺に向かって言いながら接近すれば、ティーナの膨らみが薄い胸部やツルッとした毛の生えていない場所が丸見えになっている。


 そんなティーナの姿が視界に入ることで俺の息子もピクピクと自然に動いてしまう。


 「あ、ふーん。そうなんだ。ねえ、シルク。勝負しない?」


 「勝負ですか?構いませんよ。そう言う事でしょうから、ね。」


 何か2人でお互いに通じているやり取りをしているのだが、俺には何のことかさっぱり分からない。


 一体何に対して勝負をすると言うのだろうか?そんな疑問に思っていると、いつの間にかシルクが俺の背後に移動して抱き付いて拘束して来るのだった。

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