第33話

 ネームドモンスターのカードも含めたウルフたちのカードを集め終わった俺たちは宝箱の前に来ていた。


 「それでは開けますね。」


 「ん、頼んだ。」


 シルクが開いた宝箱の中に入っていたのは青く光る石だ。これは贈与石だろう。しかも3つも入っていたのだ。


 これで300ポイント分のボーナスポイントが手に入り、あと600ポイントで【性交強化】のスキルレベルを上げるのに使える。


 インベントリに3つの贈与石を収納した俺は次にネームドモンスターのウルフからのドロップアイテムも使い道を考えないといけない。


 カードに描かれている絵はスキルオーブ。そしてそのスキルオーブは指揮スキルのスキルオーブだ。


 指揮スキルの効果は指揮下にある仲間の能力値を上昇させる効果があるらしい。


 それなら今後も増えるだろう仲間もことを考えると、このスキルオーブを使うのは俺の方が良いだろうな。


 「シルク、これは俺が使ってもいいか?」


 「構いませんよ。それはご主人様の方が効果的に使えますからね。」


 「それじゃあ早速使おう。」


 スキルオーブをカードから取り出すと、ブランクカードはインベントリに仕舞ってからスキルオーブを使用した。


 光に変わったスキルオーブが俺の中へと入り込んでいき、これで新しく指揮スキルを俺は獲得する。


 「シルク、どう?何か変わった?」


 「よく分かりませんが、少しだけ変わったような気がします。」


 これは一体どう言うことなのかと【指揮】の効果を確かめてみた。


【指揮】

指揮下にある仲間の能力値を強化するスキル

レベル1 

指揮下の仲間の能力値を1%強化する


 どうやら【指揮】のスキルはレベル1ではそれほど効果はないらしい。


 今のところ1%の強化では強化される能力値は最低値の1しか上昇しない様だ。


 これはスキルレベルを上げるか、それともシルクのステータスが上がらないと効果も発揮し無さそうである。


 【性交強化】をレベル3まで上げたら次に【指揮】のスキルのレベルを上げよう。それまではこのスキルは当分はそれほど役に立たないスキルだ。


 ネームドモンスターを倒してからも俺たちは探索を続けた。


 それから5日経ち、10階層のボス部屋まで探索を続けた俺とシルクのステータスがこれだ。



ステータス

名前:水瀬みなせミコト

種族:人間

レベル:15 次のレベルアップまで166/1500

職業:【特殊召喚師(女性)】

能力

HP:380

MP:520

SP:240

力:24

耐久:24

器用:38

敏捷:24

魔力:52

精神:52

ボーナスポイント:80

スキルスロット

【特殊召喚契約レベル1】【召喚レベル1】【性交強化レベル3】【好感度上昇レベル2】【インベントリ】【盾術レベル2】【剣術レベル2】【体術レベル2】【暗視】【指揮レベル2】【】

武技

魔法

装備

鉄の剣 鉄の盾 皮の鎧 皮の帽子 皮の靴

召喚一覧

シルク(シルキー)


名前:シルク

種族:シルキー(妖精)

レベル:15 次のレベルアップまで166/1500

職業:【戦闘メイド】

能力

HP:380

MP:380

SP:380

力:38

耐久:38

器用:38

敏捷:38

魔力:38

精神:38

ボーナスポイント:380

スキルスロット

【シルキーレベル2】【家妖精魔法レベル2】【メイド流戦闘術レベル2】【メイド流家事術レベル2】【体術レベル2】【暗視】【気配感知レベル2】【罠感知レベル2】【】【】【】

武技

魔法

簡易清掃 家具修復 家具操作 湧き水 種火 微風

装備

鉄の短剣 普通のホワイトブリム 普通のメイド服 普通のシューズ 投擲用ナイフ×10


 【性交強化レベル3】を達成し、その他にもレベルが4つも上昇している。探索の時にネームドモンスター戦で手に入れた以外にも宝箱を発見して贈与石が手に入り、それのお陰で【指揮】のスキルレベルも上げられた。


 そして、これから俺たちは初めてのボス戦へと挑むために門を開いて中に入っていく。


【性交強化】

性交渉を行なうことでボーナスポイントを獲得することができるスキル

レベル1 最大で10ポイント

レベル2 最大で100ポイント

レベル3 最大で500ポイント


【指揮】

指揮下にある仲間の能力値を強化するスキル

レベル1 

指揮下の仲間の能力値を1%強化する

レベル2

指揮下の仲間の能力値を5%強化する

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