第25話

 「シルク、一旦これ以上の階層には進まないでレベル上げをしないか?さっきのラビットの攻撃を考えるとこれ以上進むと今の装備だと心許ない。」


 「そうですね。先ほどのラビットの敏捷は私よりも上だと思います。ご主人様の言う通りレベル上げには賛成です。」


 そしてそれから3日間の間、俺とシルクは無限ダンジョンの6階層でレベル上げを行なった。その結果、今の俺とシルクのステータスはこんな感じになっている。


ステータス

名前:水瀬みなせミコト

種族:人間

レベル:8 次のレベルアップまで39/800

職業:【特殊召喚師(女性)】

能力

HP:240

MP:310

SP:170

力:17

耐久:17

器用:24

敏捷:17

魔力:31

精神:31

ボーナスポイント:5

スキルスロット

【特殊召喚契約レベル1】【召喚レベル1】【性交強化レベル2】【好感度上昇レベル1】【インベントリ】【盾術レベル2】【剣術レベル1】【体術レベル2】【】【】

武技

魔法

装備

鉄の剣 鉄の盾 皮の鎧 皮の帽子 皮の靴

召喚一覧

シルク(シルキー)


名前:シルク

種族:シルキー(妖精)

レベル:8 次のレベルアップまで39/800

職業:【戦闘メイド】

能力

HP:240

MP:240

SP:240

力:24

耐久:24

器用:24

敏捷:24

魔力:24

精神:24

ボーナスポイント:8

スキルスロット

【シルキーレベル2】【家妖精魔法レベル1】【メイド流戦闘術レベル2】【メイド流家事術レベル2】【体術レベル2】【】【】【】【】【】

武技

魔法

簡易清掃 家具修復 家具操作 湧き水 種火 微風

装備

鉄の短剣 普通のホワイトブリム 普通のメイド服 普通のシューズ 投擲用ナイフ×10


【剣術】

レベル分の剣を扱う技術を取得する

剣を装備した時、レベル分の補正が掛かる


【体術】

レベル分の身体を扱う技術を取得する

レベル分の身体の動きに補正が掛かる


 これが今の俺とシルクのステータスだ。レベルが上がったことにより能力値が上昇し、レベルアップのボーナスポイントとスキルで手に入ったボーナスポイントで新しいスキルと既存のスキルのレベルをアップさせた。


 その能力値が上がり、スキルの取得とレベルアップの成果は出ている。少し苦戦した6階層のモンスターも今では余裕に対処することが可能になっている。


 特に【体術】スキルの取得が良かった。今まで以上に能力値が高くなった身体を動かしやすくなったからだ。


 そのお陰で【盾術】や【剣術】の技術も自身で思っていた以上に動くことが出来ており、この調子なら階層を上げても問題はないだろうと思う。


 そう思ったからこそ今の俺とシルクは7階層の探索を行なっていた。


 「ラビットは任せろ!」


 「ではホークは私が。」


 7階層からはラビットとホークが組んで襲って来るようになり、その数も最大で4匹で俺たちを襲ってくる。


 今はラビットが2匹、ホーク2匹の集団で俺たちに攻撃を仕掛けているが、俺は盾を構えた姿勢のままでラビットに突撃を行なう。


 「ふん!!トドメッ!!」


 鉄の盾で殴り、鉄の剣を突き刺してトドメを刺す。それだけで簡単にラビットを倒すことが出来る。


 特に装備を鉄の盾に変えてからラビットの体当たりを受けると、偶にだがラビットは鉄の盾との衝突で死ぬことがあった。


 これはラビットが盾に当たる瞬間に盾をラビットの方へと勢いよく押す場合にタイミングが合えば起こることだ。


 これも【盾術】のレベルが上がったことで出来るようになったことだが、【体術】スキルの獲得によりそうなる確率も増えている。


 そうして俺だけでも余裕にラビットを倒せるようになれば、それだけでシルクの方でも戦いが楽になったそうだ。


 「よし、終わった。そっちは?」


 「こっちも終わりましたよ。」


 投擲でホークを仕留めたようだ。新しく購入した投擲用ナイフの10本セットが新しいシルクの装備だ。


 この投擲用ナイフのお陰でその辺の石ころよりも投擲の命中率が上昇して、今ではシルクの投擲をホークは避けられずに命中させることが多くなっている。


 戦闘が終わり、7階層を探索途中で俺とシルクはこれまで遭遇したことのないモンスターと遭遇した。

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