第14話
翌朝、俺は柔らかな感触を感じて目を覚ました。柔らかな感触にそう言えば、昨日はシルクとヤッたのだったなと思い出す。
最後の方はシルクに一方的に搾り取られた記憶が最後だが、シルクほどの美人とヤることが出来たのは幸運なのだろう。
でも流石に俺が覚えている限りだが15回以上もするのは勘弁して欲しい。今も身体には疲労感がそれなりにある。
でも、それなりの疲労感ということに少し驚いてしまうが、俺が快楽で気絶するなんてことがなければ、もっと出来るくらい今の身体は性的な耐久力や回復に強いのかも知れない。
そんな事を考えながら大きくなり始めていることに意識を向けないようにしていると、俺のことを見ている視線を感じて埋まっていた胸の谷間から視線を上げた。
「おはようございます、ご主人様。」
「お、おはよう。シルク。」
「はい、それでご主人様、朝からスッキリしますか?」
シルクの視線が大きくなり始めている物へと向けて俺に問いかけてくる。
「や、止めておくよ。」
「そうですか。」
残念そうなシルクに冷や汗が出て来る。もしこのままシルクとヤッていれば、今日は1日中ずっとシルクとすることになっていたかも知れない。
流石にそんな退廃的な生活を望んでいないし、ショップで使えるポイントもモンスターを倒して集めないと暮らしていけないのだから。
「それではシャワーを浴びて流しましょうか。行きましょう、ご主人様。」
「う、うん。」
シルクに手を引かれながら俺とシルクは浴室へと向かった。浴室で昨日のようには成らず、普通に身体に着いた体液を洗い流すだけだった。
「それでは朝食の準備をして来ますね。」
「お願い、シルク。」
ワンピースを着たシルクがキッチンの中に入るのを確認すると、俺はソファに座ってそう言えばとメニューからステータスを開いた。
「やっぱりボーナスポイントが増えてる。昨日、シルクとしたからだろうな。」
ステータス
名前:
種族:人間
レベル:1 次のレベルアップまで23/100
職業:【特殊召喚師(女性)】
能力
HP:20
MP:30
SP:10
力:1
耐久:1
器用:2
敏捷:1
魔力:3
精神:3
ボーナスポイント:10
スキルスロット
【特殊召喚契約レベル1】【召喚レベル1】【性交強化レベル1】【好感度上昇レベル1】【インベントリ】【】【】【】【】【】
武技
魔法
装備
木の剣 皮の盾
召喚一覧
シルク(シルキー)
開いたステータスを確認すれば、昨日倒したラビットから得たのだろう経験値とボーナスポイントの欄が変更していた。
手に入った経験値を見れば、昨日倒したラビットの数と同じだけの経験値を得ている。だから、無限ダンジョンの一階層のモンスターであるラビットの経験値は1しかないのだろう。
これはラビットが経験値を1しか持っていないのか、それとも階層毎に手に入る経験値が違うのかはこれからの探索で分かると思う。
そして増えたボーナスポイントは【性交強化レベル1】の効果なのだろう。1日で手に入るボーナスポイントは10ポイントだが、このボーナスポイントは慎重に考えて使っていかないといけない。
「これはシルクと話し合って使い道を考えた方が良いかな。一応、今のうちにボーナスポイントはどう使えるのかだけ確認しておこう。」
ヘルプを使ってボーナスポイントのことを調べれば分かったことがある。それはボーナスポイントは基本的にレベルアップ時と特殊なアイテムが必要のようだ。
ボーナスポイントの使い道はと言えば、ボーナスポイントはステータス値の上昇とスキルのレベルアップに使用可能だ。
ステータス値が1桁なのならば、ステータス値の上昇に必要なポイントは1桁、2桁ならば必要なポイントも2桁になる。これは桁が増えれば増えるほどに必要なポイントが増えてしまい、ステータス値が低い時はボーナスポイントを使ってステータス値を上昇させるのが良いかも知れない。
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