第4話 まだ見ぬ少女ともういない少女

「しまったわね。逸れちゃった」

身体も小さなままだしどうしたものか、なんて考えていたら怪しげな男に遭遇した。

「ねぇ、お嬢ちゃん、今一人?」

面倒だからこれで片付けるか。

「いえ、一人ではありません。二人です!」

今のわたしと未来のわたしの魂と身体を分離させ、今のわたしをこの場から逃す。

「何!?コイツ、2人になったぞ」

「あなたは私には触れられませんが、私はあなたに触れられますよ」

「クソ、だったらさっきのガキを探すまでだ!」

わたしが殺されたら元もこもない。だったらこの商店街のこの人たちに全員暗示かければ待つか?

と考えてた矢先、空から女の子が飛んできた。がとても小さい。どれくらい小さいかと言うと、一般人が巨人に見えるほど小さい。

「このワテクシが来たからには、もう好きにはさせません!そこの変態ロリコン野郎は、華麗なワテクシの裁きで、みじんこにしてあげます」

「ピ◯◯ンもどきが何を言っている!」

「ワテクシは、くノ一、凛梨子りんりんこ!古典にして時代の最先端が罰を与えます!」

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