閑話 ヤマタドナ
まさか二日目にして結婚の約束を取り決めるまでになってしまった。
向こうが少し意地を張り、仕方がなかった。しかし第二婦人でも悪くはない。流れと勢いに任せてことが進むのもある。
だが、それだけでは終わらなかった。夕食をとった後はお風呂に入り、私が誘惑し、体の関係まで行ってしまった。こんなにも早く、だけど気持ちよかった。こういう風に人は体を重ねるのか。まさかここまで他人といるのが楽しいのかと思ったのか。まさかこの私も魅了に掛かっている?天狐が全く魔力を押さえてないからか?もしそうだとしたら誰も天狐には敵わないだろう。しかし、私は龍だ。プライドはある。負けたくはない。
しかし、過ぎてしまったものは仕方ない、将来私はこの人の妻になるのだから。
それと、ステラ・アースランド。お主はきっとここに来るだろう。なぜなら私は未来が見える。絶対ではないがな。
しかし、天狐の未来は見ることができない。力の差はそこまでないはずなのだから少しは見えるはずなのに。それがなぜかはわからないが、誰かに邪魔されているようだ。これは誰なのであろうな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます