第7話 メリットとデメリット

さて、簡単に仕事内容とこの国についてわかってきたから

僕の能力でも説明しよう。誰に説明するって?それは聞いちゃ駄目だよ。


まず、サンドレス様からは役職をバトルメイドと任命された。

名前の響きがかっこいい。戦闘と家事を両方を行うからこんな役職になったのだろう。僕は狐の獣人と思われているが、しっぽがないので不思議には思われているだろう。しっぽは魔力で具現化するから戦闘する以外では使えないんだよな。ずっと出していたんだけどね。この世界に来てはまだ一度も出していない。


そしてこれが僕の能力。

天星眼(あめのほしよめ)

この目は特別で僕がいる星から魔力を自動的にもらい、還元する能力を持つ。

使えば使うだけその分その星から補充させるから切れることがない。いわば半永久的な能力。普段はそこまで魔力は補充されないが、体に黒い文様を出現させると膨大な魔力を集めることができる。この仕組みがいまいちわかっていない。ただ年々広がっている気がする。これが怖い。

さらに黒文様状態だと身体能力や回復能力、動体視力が向上し、接近戦にも強くなる。

ただし、自然以外の魔力はこの眼が受け付けないから、文様のあるなし関わらず、他人から魔力を供給することができない。

名前の通り、星の眼なのでいろいろなことができる。例えば魔力の流れを見ることができる。魔力は自然にあるものなのでどうやって流れているかわかる。そのおかげで誰がどこにいるのかも把握できる。山に何かいるけど大した存在じゃなさそうだな。そういえばドラゴンはどこにいるんだろう。…居た。大陸の山に今はいる。移動しているのかな?今度遊びに行こう。


種族は狐種のなかで最上位の九尾だ。

狐種は一尾から九尾までがあり、尻尾の本数によって能力と魔力量が決まる。

九尾が生まれてくることはほぼなく、生まれても六尾までだったらしい。

この力は膨大な魔力と天災を操ることができる。空を飛ぶこともできる。魅了とかを使って相手を支配下に置くことができる。この前二人組にかけたっけ。顕現する尻尾の本数によって魔力のあるが変わるらしい。ずっと出していたとき、みんな怖かったんだろうな。ごめん。

あと僕は魔力が膨大過ぎるから他人を治癒することができない。魔力を受け渡すくらいなら可能なんだけど。


そしてこれは僕だけの固有能力

九尾の天星眼を組み合わせることができる。

一つ目は幻術。九尾の魅了を天星眼に乗せて周囲に気づかれずに幻を見せることができる。魔力は自身と自然界の2種類があり自然の魔力を利用するからできること。この世界は魔力でつながっていて、範囲によって魔力の消費が違うから膨大に必要とすることがある。

二つ目は時空間の支配。重力操作、物質の入れ替えができる。自信が認識した物体、視界に入った物体のみ可能だけど。一定距離制限があるから離れすぎているとできない。それと人の魔力を感知してその場所に瞬間移動みたいに飛ぶことはできない。


色々と便利だけどデメリットや欠点もある。一概にすごいとは言えないけど。でもこのくらいできたらいいよね。


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