第6話ハイボール

これは、今は潰れた居酒屋の話し。その店は、モツ鍋が有名。

しかし、単品で生ビールを数杯飲む。

ある日、生ビールはお金の無駄から、ワインのデカンタを注文して、酔っ払った。

後日、友達と飲みに行き、

「ここの、ワイン高級ワインだから飲みなよ。ひっどい、不味いけど1本で酔えるから」

と、言うと店主は、

「アハハハハ、ここは高級ワインですからね。効きますよ」

「ねぇ、大将!僕は一本でベロベロだったもんね?」

「いえ、お兄さん。この前、三本飲みましたよ!その後、喉かわいたって、生飲んでましたよ」

「えっ?」


こんなやり取りして、ハイボールを注文したら、ほとんどロック。

「お姉さん、このハイボールどう作ったの?」

「ジョッキの上までウイスキーを入れて、ちょっと水を入れました」

「逆、逆!」

僕はこのハイボールを成敗して帰宅した。

ぶっ倒れた。

あの、居酒屋、もう無いと思うとちょっと寂しい。

「居酒屋・夜明け」。

良い人たちばっかりだったなぁ〜。

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驚き桃の木21世紀 羽弦トリス @September-0919

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