第3話常識知らずの女

会社で凄い女がいた。

今は辞めたが。

そいつは、会社の冷蔵庫の中の皆が飲む麦茶を自分の空の水筒に入れていた。

皆が飲む麦茶なのに、そいつが毎回水筒に入れるので、麦茶が足りなくなる。

管理者が、それは皆が飲む麦茶だから独り占めしないで下さいと言うと、そいつは、じゃあ私はどうすれいいんですか?とほざく。

管理者は、周りの人みたいに自分の水筒は自分で入れて来て下さいと、至極真っ当な言葉を言う。

この女、馬鹿だな。


しかも、この女、汗臭いのに僕に抱きついてくる。

羽弦さん良い匂いがする!と、言って。

僕は最悪。汗臭くなるから。


こいつ、汗臭くなるの知ってるから、たまたま置いてあった、他の女性の香水を使った。3回も。

その持ち主から、それって窃盗ですよ!と、言われて、私の何がいけないのですかね?と、反省の色なし。


バス運転手で、1ヶ月に2回多重事故を起こした。

辞めると賠償金を払う羽目になるから、辞められないと嘆いていが、私のどこが悪いんですかね?私は直ぐに会社に目を付けられるんです。とほざく。


僕は余りに非常識なので、相手にしなかった。


コイツは近年稀に見る、ゲスだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る