第7話 運命の図書館《前半》

 この夢は全方位ガラスの様な物に囲まれた部屋での話です。そこはある物を保管している場所でした。


 どう表現していいか分からず、《図書館》と表現させて頂きましたm(_ _)m



 自分が目を開けると、こそは上下左右の全方位をガラスの様な物に囲まれた部屋でした。


 その広さは然程大きくなかったように思えます。とは言え、決して狭くはありません。

 例えるなら、学校の教室ほどの大きさです。


 全方位、ガラスの様な物に囲まれているのが珍しく、よく周囲を見渡しました。

 すると、その中に六角形の細長い透明な棒がいっぱいに埋まっていました。


 これは何だろうと思い眺めていると、管理者と思われる一人の男性が近づき言いました。


 男性「なぜここに人が居るのですか? ここは人が来ていい場所ではありません」


 自分「自分でもなぜここにいるのか分かりません。気づいたらここに居ました」


 男性は、自分の方に視線を向けると何か気づいたのか、「──なるほど……」と独り言を言っています。


 自分「ここはどこなのですか?」


 男性「ここは世界に生きている人々の、の、個人全ての水晶が保管されている場所です」


 自分「そんなところがあるのですね……」


 男性「人の運命は決められています。それを記しているのです。ただ、決められてはいますが、変えられないわけではありません。決められた運命から分岐すれば、それは並行世界となります。並行世界は様々な要因から生まれます。これはその一つです」


 自分「自分の水晶を見せてもらうことはできますか?」


 男性「何人なんぴとたりともお見せすることはできません。これの結果を知ってしまえば、容易く運命変えることができます」


 自分「そうですか……」


 そう返すと、男性は慌て始めました。

 どうやらこの場にまた違う管理者が近づいて来ているようでした。


 男性「早くこの場から出てください! これ以上人がこの場にいたことを知られては大変なことになります」


 自分「出る方法が分かりません……」


 男性「ではこれに乗って下さい。世界に飛ばします」


 そう言うと、人が一人入れるようなカプセルを用意してくれました。すると、無理やり乗せられ訳のわからないまま飛ばされました。




 ──── ◇ ──── ◇ ──── ◇ ────



 ここまでで前半を終えようと思います。

 この後に訳の分からないまま放り出された自分はある並行世界に行きつきました。


 次回にそのお話をさせて頂きます。

 ここまで読んで下さりありがとうございます。

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