第6話 仏様と蜂

 これは自分が夢の中で、ある方と会話をさせて頂いたお話です。


 夢の中で目を覚ますと、目の前には何かの痛みを抱えている子供がいます。


 その方は、光の中から現れました。

 この方は言います。


「私は子供の痛みを取る為に来た」

 そう仰ってました。


 その方は、紫色の袈裟みたいな物を着た方でした。


 周りの人は皆口々に言います、薬師如来様だと。

 そして失礼ながらその方に話しかけました。


 自分「あなたは薬師如来様ですか? お会いするのは初めてですよね? この世界(夢)で会えるとは思いませんでした」


 薬師如来「そうですね。あなたと会うのは初めてですね」


 自分「一つお聞きしたいのですが、なぜ自分の夢に出てきてくれたのですか?」


 薬師如来「勿論あなたの存在を知ったからです」


 自分「では、あなた様は何のために来られたのですか?」

 薬師如来「あなたに伝えるためです」


 自分「何をですか?」


 薬師如来「あなたを例えるなら《蜂》。この言葉を伝えます」


 自分「《蜂》とはどう言うことですか?」


 薬師如来「自分で判断するのは難しいでしょう。しかし、あなたが《蜂》なのは間違いないでしょう」


 と言った感じの会話がありました。

 これで、夢が終わりました。

 あまり仏様に関する方が出てくることはなかったのでこの夢は初めてでした。


 夢の中で会った薬師如来様は、穏やかで優しい方でした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る