力が無ければ何もできない人間に、力を得る資格はない。
- ★★★ Excellent!!!
自分の人生に不満と疑問を抱えているサラリーマンが、酔拳の力を手に入れて悪と戦っていく。シンプルかつ力強い物語です。
ヒーロー物の映画一本をギュッと短く圧縮したような内容で、セリフも描写も必要最小限。どことなく星新一さんのショートショートを思わせる淡白な文体だとは思います。ただ、「ヒーローとは他人のために動ける者である」というしっかりしたテーマが感じられましたので、最後まで楽しんで読むことができました。
物語の大筋は実にオーソドックスでした。スパイダーマン、ゼブラーマンなどなど、類似作品は数多くあるでしょう。個人的には「○○マン」の○○の部分が酔拳であるところが独創的だと感じましたので、評価が高かったです。
また、短いながらにも主人公は自分が抱えている苦悩と向き合い、困難を乗り越えて、大きな問題を解決するという王道的な展開をきちんと描ききってらっしゃったので、酔拳という一発ネタに終わらず、物語としての完成度も高いなと思いました。
ひとこと紹介の文は、超有名な作品の名言をモロにパクらせてもらっています。元ネタが分かる人はきっと楽しめるお話ですので、ぜひ一読されることをお勧めします。