1-4.お仕事

「さて、お遊びは十分かしら。ちゃんと見送ったのよね?」


「あぁ。お前もあの子みたいに行儀良ければ良いんだけどな」


「言ってなさい」


 男は半袖の白いワイシャツに着替え黒いズボンを履き、大きな首掛けの黒い数珠を掛け、左手に茶色の数珠を持つ。


「あの子は?」


「しっかり追跡してるわよ。案の定、イルみたいね」


「了解した」


 二人は温泉宿の明かりを消し、入り口の扉を開く。


「「さて、お仕事の時間だ」」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る