第2話 任務を阻む者

???「そこの赤い服の君ちょっと待ちなさい!」

任務で急ぐ俺を引き止めたのはお巡りさんだった…警察無線で何やらやりとりをしている。

お巡りさん「こちら吉田巡査、ハロウィンでもないのに怪しい格好をした者を発見今から職質しますが抵抗するようなら応援お願いします。」

今日は12月24日クリスマスイブだ…

ここまでくる道中もリア充カップル供に二度見されたり指を刺して笑われたり…

事もあろうに世界の平和の為に戦う俺がお巡りさんに職質される…まあこの格好で大都会東京の街を走ればそう言う事も稀にはあるさ…

吉田巡査「君はそんな格好でここで何をしている?」

しかしこんな時の為に社長いや元帥がくれたマニュアルがあるそれの通りに答えればやりすごせるはずだ!俺はマニュアルの記載の通りの受け答えをすることにした。

ホラチンスト「私はアルバイトで今からこの格好でイベントに出演するんです。これがイベントの主催者私の雇主です。」

そう言って俺は社長いや元帥から貰った名刺を吉田巡査に渡した。記載された連絡先は勿論元帥の携帯だ。

吉田巡査は訝しげな顔をしながらそこに電話をかけた。勿論元帥が電話にでるのだが俺の説明と元帥の話が一致した為漸く俺は解放された。

吉田巡査「クリスマスイブなのにお仕事お疲れ様今は夕暮れ時で暗いからそのサングラスみたいなのが付いたヘルメットは危ないので走行中は外してくださいね。」

正義の味方なのに嘘ついてお巡りさんからの職質逃れるってどうなんだ…

こうして俺はヘルメットを外しバーコードハゲを靡かせながら苗場食品の猫缶工場にたどり着いた。


第3話に続く

この話はフィクションです。実在する人物団体とは関係ありません。

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