ラノベを求めていざ本屋
「...最新刊が...発売...されている.....だと....」
陸が持ってるスマホの画面には、陸がお気に入りのラノベ公式アカウントが2日前に最新刊が発売開始した事がかいており、それを見た陸は腕をプルプルと震えさせていた。
すぐさま財布の中のお金を確認すると「...行くか!」と声を出して、陸は外出準備を始めた。
「あちぃ.....」
陸は外にでた瞬間そうつぶやき、歩き始める。
本屋はデパートの中にあり、そのデパートは少し遠いいため少し時間がかかるのだ。
(他にいいラノベあったら買おうかな...?)
(いや...そうじゃん!夏休み最後らへんに、風華Projectオンリーの同人即売会あるじゃん!くっ...2万は残しとかないと...)
風華Projectは有名な同人シューティングゲームであり、音楽ヨシ、キャラヨシ、世界観よしのため今でもアレンジ曲や、同人誌など二次創作が特長だ。陸はその作品が特に好きなため、こういう地方のイベントだったら参加するのだ。
陸は家帰ったら参加サークル確認しようと心を固め歩いていると、ふと、とある事を思い出す。
(...そういや、そろそろ舞の誕生日じゃん)
今日は7月26日であり、舞の誕生日は8月1日、そろそろ誕生日プレゼントを考えなくてはいけない時期なのだ。
(せや、ちょうどコスプレ衣装がどんなのか、見てみたかったから、イタズラプレゼント用で買うか)
彼の思考回路はどうやら、外の熱でやれているようだ。もちろん彼は舞が喜ぶ物も買うのだが、イタズラで先にコスプレ衣装をプレゼントしようと画策し始めた。自分が着てみたいという願望もあるのだろうが....
はてさてそんなことを考えているうちに目的のデパートに着いた陸は走って目的の本屋にたどり着く。
(あった!)
ラノベコーナーには目的のライトノベル出ある、「彼の鼓動は波紋となる」の最新刊が売ってあった。
(初回限定Ssつきじゃんやったぜ!)
彼はウキウキしながらその本を手に入れると、ほかに面白い作品はないかチェックしはじめる。
「ガレア、リネイ、コマク....うーん、ここら辺は見てないんだよな〜...」
陸が言った3つのタイトルは長く続いてる有名作品であるのだが、陸はそのどれもを読んだことは無かった。アニメは見ているのだが、小説となると1話が余り見つからなかったり、そもそも巻数が多いいため買うとなると、たくさんお金がかかるため、あまり買おうとならないのだ。
(うーん....風鳥ねぇ....)
(お?おやおや?「火の鳥よ我が水と共にゆこう」?ふむ...イラストは俺好みだ、果てはさてストーリーはっと...ほう?買おう)
陸は新しく気に入った作品を買い、陸はその本も取るとそのままレジで買い物を済ませて、バッグの中に本を入れる。
「さて、舞のプレゼント探すかぁ...毎回迷うから早めに決めなくちゃなんだよなぁ...」
本屋を出てそう独り言を言うと、彼はとりあえず舞の好きな物を思い出しながら歩き始めた。
(ひまりのアクセサリーは昔から渡してきたし....去年はなんだっけ?あ、そうだった、ハンカチか、うーんならな....)
そう考えながら周りをキョロキョロしていると、ちょうどいいものを見つけた陸はそれをレジへ持っていくのだった。
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