第15話 ヨンタのダンジョン1層~30層


 俺はギルドで情報を仕入れて町に出てから食料を買い込んだ、俺のバッグには幾らでも入るし時間停止機能が付いて居るので食材が腐る事が無い、俺はダンジョンの入り口に行くと警備員が2人立って居たがここは金を取られなかった、なので俺は聞いて見た「グレイト王国のダンジョンは入る時に銀貨1枚取られたがここは何故無料なのですか?」と聞くと警備員が「この国では多くの冒険者にダンジョンに入って貰い魔石やドロップアイテムをギルドに買い取って貰う事で十分に利益を得ている。なので2重に取る様な事はせずともこの町は潤う」と言った、この国の考えが分かりそれは良い事だと俺も思ったのでここで取れた魔石はここに降ろそうと思った。


 それから直ぐに入り口に向かい石碑に触れて1層に来ていた、ここからはどうしても最初に入るダンジョンの宿命で1層から始めなければいけない、俺に取っては退屈な時が暫く続く事に成るが仕方のない事だと諦め剣を振る。剣を振って振って30層のボス部屋迄来ていたここ迄は剣のみ魔法は使用せずに事足りた、一番レベルの高いのがオ-ガのレベル31だったのでそれは仕方が無い俺とは違い過ぎるが、これからも新たなダンジョンに入る限りはこの現象に遭遇する事に成るだろう。


 そんな事も考えながら30層のボスはオーガジェネラルだったレベルが35でレベル30のオ-ガを3体連れていた、俺は何もせずに近づき剣で瞬殺していてこの程度の敵は何も苦労せずに倒せるし俺はこの前よりレベルが上がって居ると感じていた、それか黒竜の腕輪と魔力の指輪の力が働いているのかも知れなかった、30層をクリアしたので裏の出口から出ると1組のチ-ムがキャンプをしていた、俺が出て来たのを見て少し驚いていたがその中の一人が声を掛けて来た、「あんたソロかい、良くここ迄来れたなと言いながらここに来たなら有り金と魔石に其の腕輪と装備品を置いて行って貰う事に成っている」と言って来た、俺が「お前達強盗か?」と言うと「そんな悪じゃないただ皆に恵んで貰うだけだ」と言いながら他の4人も俺を取り囲んだ、そして一人が「お前のそのタグはAランクポイな、俺達は全員Bランクだ5体1で勝てる積りか」と言いながら「置いて行った方が身のためだよ」と優しそうに言ったが俺が笑うと、「テメエ今笑いやがったな。命が要らないと見える」と言いながら剣を抜いた、俺が「おいおい、剣を抜いたら盗賊確定だな次からはここに入れないど」と言うと「そんな事は如何でも良いんだよ。早く其の剣とアイテムを渡しやがれ」と言った、「お前達誰かに雇われたのかい、其の口調は誰かに雇われた様な口調だがひょっとしてグラエルに頼まれて来たな」と言うと少し動揺した、「おいお前達早くやって仕舞え金貨100枚が待って居るど」とたぶんリ-ダ-格の最初に声を掛けて来た奴が言った。


 俺は仕方なく5人と戦う事にしたがこいつ等は俺の実力も知らずに雇われた筈だが、普段からこの様な仕事に手を染めていた事に成るし多分そうだろうと考えた、

奴らが死んでも自業自得だが町に入る時に水晶の検査がある筈だがと思ったが、ダンジョンには無くて町だけだと思い直したそうだここには無かったし俺のマップには点が赤くなっていた、これは犯罪者を表す表示でこいつ等を殺しても罪に成らない事が決定したので俺は最後の通告をした「お前たちは立派な犯罪者だが今ここを離脱すれば見逃してやるから離れたい奴はダンジョンの外に出てこの町から出て行けば見逃して無かった事にするど」と言うと、リ-ダ-格が「目の前に金貨がぶら下がっている奴を見逃す手は無いお前らやるど」と声を掛け一斉にかかってこようとしたが、俺は既に結界を張っていてびくともしないし奴らの剣も届かない、リ-ダ-格が「これは如何なって嫌がる奴が何かしたのか魔法は唱えた所は見て無いし」と言いながらもう一度剣を振ると、俺の結界に弾かれてリ-ダ-格の剣が折れたが他の連中に遣って仕舞え号令を掛け始めた。


 俺は結界を解除してサンダ-ボルトを放つと5人の内4人が痺れて倒れたがリ-ダ-格は流石に対策をしていた様だが、立ち尽くしていたが石碑に触れて逃げようとした俺がそれを阻止して足を切り飛ばした、一応止血はして遣ったが足は其の侭だし2本の足を飛ばされた為に起き上がれない、先に4人に止めを刺してやるとリ-ダ-格の男は助けてくれ俺は雇われただけだ助けてくれ俺には女房と子供がいるんだと訴えて来たが、ならだれに雇われたか話せと言うと喋り始めたそれによるとやはり商人のグラエル商会に雇われ剣を奪えば後は好きにしても良いと言う約束だとか言った、俺は其処まで聞いて「お前はもういらないので死んで俺に詫びろ」と言うと約束が違うと言い出したが誰も約束はしていない、俺はリ-ダ-格の男も止めを刺してダンジョンの31層に置いて来てそれから外に出てギルドに寄った。


 其処で5人のタグを渡すと5人共に氏名手配されていて犯罪組織の構成員だと言う事が分かった、タグを渡すと1人に付き金貨5枚の指名手配料が出ていて思わない所で金貨25枚の臨時収入に成った。魔石の買取もして貰いホクホクの態で食料の補充に向かい宿に向かった宿はギルドで聞いていた宿で俺がAランクなので中流の宿を紹介して呉れた様だった、なので泊まりは大銀貨2枚で部屋が広く豪華だったが相変わらず風呂は無いし頭がかゆく成って来ていた俺はクリ-ンを掛けて無理やりベットで寝る事にした。


 俺は今如何した物か頭を捻っていた、グラエル商会に何らかの報復と言うか俺に対する過ちを如何してやろうかと考えていた。もし既に公爵と繋がって居たら厄介だし

しかし他国に居る俺を標的にして来る商会を放って於くと将来に何が起こるかもわからない、俺はコ-トンの町の傍に転移して町に入りグラエル商会の情報を仕入れると可成りの悪事を雇ったゴロツキやこの前の様な冒険者を使い行って居る事が解り、町の他の商人からも疎まれている様でどうしても公爵との繋がりが欲しい為に俺の剣を狙って来たと分った、公爵はこの近辺では有名な剣マニアで収集家の様で珍しい剣を持って行くと買い取って呉れるだけじゃなくて、商人だと分るとその商売を手助けする様にして又剣を持って来いと言い懇意にして呉れるグラエルは其処を狙っていて、

自分の悪評が解って居るだけに繋がりたいと願っている様だ。


 しかし俺はこの前の祖業は許せないが俺は犯罪者と成る訳に行かない、何かいい手は無い者かと思案していると俺はこの剣の模造品をそっくりに作りグラエルに買い取らせる事を思いついた、しかし売りに行く時にはこの剣が本物だとは一切言わないし態と商会に出向き何も無かった様に尋ねて何かを買い店を出て宿に逗留し、隙を作り剣を盗みに来るように仕組み剣に細工して3日後には剣が解ける様に錬金術で作り上げた、商会に行くと良く来てくれた命の恩人ともてはやされポーションを3本買い金貨1枚渡して店を出て予定道理宿に宿泊した、その夜宿で寛いでいると闇魔法が放たれたのが分かった睡眠魔法の様でスリーブと言う奴だったが俺には効かないが寝たふりをしていると誰かがカギを開け入って来た、どうやらこの宿も1枚噛んでいる様で部屋の鍵を宿から借りた様で忍んで来た賊が剣を持ち去った、俺は明くる日殊更に剣が盗まれたと騒ぎ立てこの宿は盗人を飼っていると騒ぎ立てて信憑性を上げて置いて警備所に訴えた。


 

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