第6話 ルルコのダンジョン20層~40層


 俺は今20層のボス部屋に入った所だ目の前にはオ-クジェネラルがこん棒を持ち仁王立ちしていた、ドアから入って接近すると一定の距離に近づいた時点でジェネラルは此方を睨んだ、俺も立ち止まりジェネラルを鑑定して見たらレベルが35有った当然俺より高い、俺は如何するか悩んだがこの距離に居ると攻撃はして来ない様だった、俺は作戦を練り先ずはサンザ-ボルトを放ち痺れさせ動きを鈍らせてから剣に魔力を乗せて一閃する作戦にした、これが上手く行ったまんまとジェネラルを痺れさせて動きを止めた所に十文字クロスを放つとジェネラルが4等分される形に成ったが直ぐに魔石とジェネラルの金玉が有った、取り敢えず収納して20層の裏に出て来て石碑に触れ5日ぶりに外に出て来た。


 20層から出るとまだ朝の内の様で日は東に有ったがもう直ぐ12月に成る太陽は低い位置だった、それから食べ物を補充してからギルドに魔石とジェネラルのタマタマを売り20層に戻った、それから21層に入るとここ迄と一遍して草原だった、前方に魔物が固まり何かを食って居るのか一心不乱に口を動かしている様に見えた、俺のマップによると20匹程要る様だが魔物の種類は解らない、300m位まで近づくと蟻だと分った食い千切った獲物を咥え巣に戻ろうとし始め戻る蟻と情報を聞きつけた蟻が交差して行く、俺が蟻に初めて遭遇するので如何攻撃したら良いのか分からないし前に図書館で読んだ本には爬虫類や甲殻類は低温に弱いと有った事を思い出した、しかし今の所そんな都合のいい魔法は作れていないし冷たい物はアイススピア位で、多数の敵には無力なので俺は周囲に壁を作り安全を確保して考えた、冷たいと言えば雪やあ

られに成るが如何したら良いのか分からない、魔法はイメ-ジだと書かれてはいたが

そのイメ-ジが沸かないと言うか出来ない、俺は元々南国育ちだった様に思うし冷たい物のイメ-ジが宜しく無い、ここは一応別の手を使う事にしてサンダ-ボルトかサンダ-レインを使い痺れさせる手にした。


 俺が作戦を決め蟻が居た方に魔法を放つと蟻が此方に気付き近づいて来た、数が増えていて約60匹の働き蟻の様だが俺の壁を突き破る事は出来ない、鑑定すると蟻は1匹がレベル20位の個体ばかりで武器は蟻酸を吐くと齧るで体は硬いが繋ぎ目が柔らかく剣が入る様だ、俺はサンザ-ボルトをを放つと蟻は痺れてひっくり返り足を動かしている状態に成ったが死んではいない様だった、この状態がどれくらい続くのか不明だったので俺は壁を解除して蟻を一匹づつ剣で止めを刺して行った、魔石が60個と蟻酸の入った袋が3個有った、全てを収納したが蟻酸て何に閊えるのか疑問に思った俺は鑑定して見た、蟻酸は薄くすると薬の材料として使えると書いていたがそのまま使うと物を溶かすと有った取り敢えず保管する事にした、その日は22層までしか進め無かったが22層の中間で壁を作り四方と天上を囲い寝る事にした。


 今は25層に来ていてここには休憩室成る物が作られていて2組が休憩していた、其処に俺が入って行くと入り口に近い方に居たチ-ムの一人が言った、「あんたソロかい」と言うので俺が「そうだ、ソロだ」と答えるとそのチ-ムの一人が「ソロの冒険者がここ迄来たのを始めて見た」と言った、俺が「そうなんですね。珍しいですか」と言うと、「そうだな珍しいな」と言いながら俺達はCランクチ-ムのルルコの誉れと言うチ-ムで俺がリ-ダ-のトルコンと言う者だ、その向こうに居るのが同じくCランクチ-ムのグレイトの剣と言うチ-ムだ、と自己紹介をして呉れたので俺も返した「俺はDランクでダイキチと言います。以後宜しく」と返した、するとトルコンさんがDランクでソロでここ迄来たのかいと呆れられた、2チ-ムは同じCランクで結成もほぼ同じで3年でやっとCランクに昇格した似たチ-ムで日頃から仲の良いチ-ムだそうだ、俺が2チ-ムに目標は何層までですかと聞くと2チ-ム共に30層だと答えたが俺が「最深が40層だと聞いたのですが何と言うチ-ムですか」と聞くと、「それはBランクチ-ムでグレイトの楯だな」とすぐに答えが返って来た、「成る程そのチ-ムがここの最深をマ-クして居るのか5人チ-ムですか?」と聞き返した、するとトルコンが「6人だ男4人に後衛の魔法使いが2人のチームだ」と教えて呉れた、「後このダンジョンの特徴とかありますか」と聞くと、それもトルコンが「特に俺達が知って居る限りは特徴の無いダンジョンで、草原と洞窟が繰り返し来るくらいで何も無い」と言い切ったが付け加えた30層までなと、その日は其処で寝てから朝に25層に出た時には先のチ-ムは全員出た後だった。


 30層までは7日掛り到達出来たがボス部屋には25層で出会ったチ-ムが入った様で暫く待つ事に成った、ここで俺はステ-タスを確認する事にした。


  ☆ ダイキチ(人族・男)17才 レベル 27


 HP   380

 MP   380

 知力   100

 器用   70

 運    90


 スキル ・創造魔法 ・剣技 ・錬金術 ・鑑定 ・記憶力強化 ・探知

     ・結界(シ-ルド) 

 

 エキストラスキル ・魔法バッグ(特)・言語理解


 創造魔法レベル7 ・ファイア-ボール ・ウインドシ-ルド

          ・ウインドスピア ・アーススピア

          ・ヒール ・ファイア-ランス ・ウオ-タボ-ル

          ・ウオタ-ランス ・ハイヒ-ル ・肉体強化

          ・頭脳強化 ・壁作成 ・魔力錬成 ・視力強化

          ・ウィンドカッタ- ・ファイア-ボム ・ストップ

          ・重量軽減 ・火砕流 ・吹雪 ・家作成 ・水流刃

          ・拡張 ・付与出来る ・転移


 剣技  レベル7 ・スラシュ ・横払い ・十文字切り ・十文字クロス

          ・唐竹切り ・影切り ・転移切り


 錬金術 レベル7 ・錬金 ・鉱石錬成 ・物質融合 ・鉱石鑑定

          ・鉱石鋳造 ・形形成 ・剣の作成 ・鉱石から剣作成

          ・付与が出来る


 鑑定  レベル8 ・鑑定が出来る ・物質の内容が分かる 

          ・500m以内鑑定できる


 探知  レベル5 ・1km先探知が出来る


 前回より大分増えて来たと共に俺は過去を思い出しつつあった、俺は地球の日本と言う国の田舎に住んで居た、有る時に暑い日に俺は近くの川に足を付けに来ていた頭には麦わらを被り足を川に漬けるだけで汗が引き涼しく感じた、それに味をしめ近いと言う事も有り偶に来ていた時は7月の中頃だったと思うが女の子が川で流されていた、俺はそれを見た瞬間に動いていて自分の年齢も忘れていたし昔は泳ぎも達者だったそう昔は、川幅は50m程だが深みは10m程だ直ぐに女の子に追いつく積りで駆け寄ると女の子が恐怖の余り俺にしがみ着いた、俺は鱈腹水を飲んで蒸せこれは不味いと思った所まで思い出した、その後どうなったのか全く覚えていないし気付いた時はソーソンの町の近くに立って居た、それも俺は地球では69才の白髪頭だった筈が今は17才の赤髪の少年だった。


 それから俺は30層のボスを倒し一旦外に出て来た、食材を補充して直ぐに30層に戻り40層を目出して31層に出て来た、その日の内に31層はクリアして32層に来ていたが

ぼちぼち休む所を確保するために場所を探して居た、見付けた所に壁を作り休む事にしてここ迄ダンジョンを進んで来たが中々レベルが上がり難く成って来た、いい方法が無いか検討するがレベルの上がる仕組みが魔物を倒し何かを得る事で達成している様だった、魔物にはレベルが有るしそのレベルに寄るポイントが有るのかもと考えて試しに作って見たのがポイント10倍魔法だった、これが上手く行くかはわから無いが試して見て損は無いが今日は取り敢えずここに寝る事にした。




 

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