第3話 この世界のダンジョンの話
俺がギルドで見付けたもう一つの本はこの世界のダンジョンと題した本で著者がフジノミヤ・グレイトだった、俺はその本を読んでこの世界にはダンジョンと言う物があり、其処には魔物が住んで居て深層に行けば行くほど魔物が強く成って行く話やダンジョンで得る宝やドロップアイテムが如何に素晴らしいと言う事が書かれていた、俺は引き込まれる様にその本を読んで行って何時かダンジョンに潜りドロップアイテムを見付けて見たいと思い出した、本を読み進めるとダンジョンには色々な形や特徴があるダンジョンも有り基本は洞窟や草原のダンジョンだそうだ、ダンジョンの浅い層は草原と洞窟に成っているが、30層辺りから色々なダンジョンに成り森、沼、林、砂漠、雪原、氷雪原、海、川、山、と言ったエリアに成っている所もあるそうだ、其処にまだ死霊系のダンジョンが有ったりするそうだ。
フジノミヤ・グレイトの本を読んでいてギルドの食堂で話すとそれはこの国の初代国王で世界中を回り冒険者として初のSランク冒険者に成りここに落ち着いて国を興した人物だった、そん様な話を聞いて又読み始めるとこの世界には18ものダンジョンが発見されておりまだ見つからないダンジョンが有るかも知れないと書いていた、グレイトさんは18の内16個はダンジョンに入り10個は制覇したが遂にドワ-フ王国には渡れずに終わったそうだ、それによると制覇したのはルルコ、ロカト、ヨンタ、ルルコダ、レガ、カリント、ヤント、ホホト、オルソナ、タンカ、の10個のダンジョンで当時は皆50層程のダンジョンで今はもっと深く成って居るかもと書いていた。
あと残りはセトン、ホルトナ、ヤイル、イタ、ヨコタイ、のダンジョンと深淵のダンジョンだと言われているウイゴの全18個のダンジョンだった、俺はこの本を見付けて読み始めて他の事を忘れて終い町の外に出て依頼を受ける事も忘れて本を読み耽った、そして最後の方にこの世界のダンジョンに入るのには冒険者ランクがDランク以上でないと入れないと有った、今の俺では入れない事が解り俺は頭が冴えて来たと言うか真っ白に成った、それから俺はダンジョンに潜りたい一心で町の外で薬草取りやゴブリンの討伐を受けながら過ごしては再度本を読み直した。
本を読み耽る事30日が経った頃に撫でかピコンと鳴った、直ぐにステ-タスを確認すると記憶力強化と言うスキルが生えていた、俺は其処でスキルは新たに生まれる事に気付いたし俺には想像魔法が有るスキルや魔法を増やそうと務める事にした、ギルドの書庫には他の本も有った事は幸いで魔法の初歩や剣術の初歩や錬金術の初歩と言った本も有り、読み耽っると何でも頭に入って行ったのは記憶力強化のスキルのお陰だった、そして外に出て試し始めた。
☆ ダイキチ(人族・男)17才 レベル 6
HP 80
MP 80
知力 50
器用 30
運 40
スキル ・創造魔法 ・剣技 ・錬金術 ・鑑定 ・記憶力強化
エキストラスキル ・魔法バッグ(特)・言語理解
創造魔法レベル2 ・ファイア-ボール ・ウインドシ-ルド
・ウインドスピア ・アーススピア
・ヒール
剣技 レベル3 ・スラシュ ・横払い ・十文字切り
錬金術 レベル3 ・錬金 ・鉱石錬成 ・物質融合
鑑定 レベル3 ・鑑定が出来る ・物質の内容が分かる
魔法も使える様に成ったしギルドに戻り取って来た薬草と毒消しそうを買い取って貰っていると、受付嬢が「ダイキチさんDランクに昇格です」と言って来たタグを出す様に言われ渡すと奥の部屋に入り暫くして出て来るとタグを持って来た、同じ鉄のタグだったが裏にはダイキチDRと入って居たので俺は万歳をしてしまった、あれ万歳て何?俺もきょとんとしたが最近なんかおぼろげに記憶が蘇る時が出て来た、俺がレベルを上げてスキルも増え記憶力強化のスキルを覚えたりしたからかも知れないと考えた、俺はこの2カ月で金貨3枚の貯蓄も出来ていたし装備も其れなりに揃えていた、
これで俺も王都に行きルルコのダンジョンに入る事が出来ると考えていた、
ダイキチの装備
体 皮の鎧 7 大銀貨2枚
腕 篭手 5 大銀貨1枚
足 皮のブ-ツ 5 大銀貨1枚
頭 皮の帽子 3 大銀貨1枚
手 スリル合金の剣 10 銀貨10枚
アイテム
アイテム
俺がギルドでDランクに昇格した次の日に王都に向け出発した、一応王都に寄り図書館に寄りたいと思っていたからだ、王都迄は200km程有り歩きでは3日の行程だが俺は走っていた、あれから体力強化と魔力錬成のスキルを覚え試して居たのだが直ぐに役立った、2日で王都に着き先ずは宿を見付ける事にして探すが見つからず冒険者ギルドを探す事にした、ギルドは冒険者風の人に聞くと直ぐに分かり其処に行く事にした、王都のギルドは大きくソ-ソンの町の5倍位在った受付も5席在り5倍だ、 俺はその中の一つの窓口に行って「今日は。初めて王都に来たのですが」と言ってタグを見せると受付嬢が「分かりました。で本日のご用件は」と尋ねて来た、俺が「宿を紹介して貰おうと思って」と言うと、「分かりました宿ですね。それではグレイの微酔亭など如何でしょうか?この宿は1泊銀貨8枚の宿で王都の平均的な宿です」と言ったので俺は「其処にします」と言うと受付嬢は分かりましたこれがグレイの微酔亭迄の道乗りです」小さな紙を呉れた、それには微酔亭迄の地図が書いて有り受付嬢が「その紙がギルドから紹介の証しなので受付に渡して下さい」と言った。
俺はギルドの紹介の有ったグレイの微酔亭に向かい無事辿り着けた、受付でギルドから貰った紙を渡すと宿の受付が「ギルドの紹介ですね。1泊銀貨7枚に成ります」と言ったので俺は?と成った、受付に聞き返すと「ギルドの紹介者は銀貨1枚おまけして居ます」と当然の様に言った、俺が怪訝な顔で聞き返すと「大分前の事に成るそうですが王都の西の山から魔物のスタンピ-ドがあった時に冒険者の活躍で無事に済みそれに感動した当時の経営者がギルドの紹介者は銀貨1枚サ-ビスすると決めたそうです」と答えて呉れ俺は其の当時の先輩の活躍に心でお礼を言た、それから部屋の鍵を受け取り図書館の場所を聞いて見た、するとここからは分かり易い所に有ると言って場所を教えて呉れたが訪問は明日にする予定だった。
次の日図書館に向かい聞いた道順を思い出しながら歩いた、こんな所でも記憶力強化がいい仕事をして呉れていた、宿から図書館までは30分程掛りやっと辿り着いて中に入ると入り口で金貨1枚と大銀貨1枚の入場料と委託金を請求された、委託金は退館時に何も無ければ返して呉れると受付で言われその通りにお金を渡し入館した、流石に王都の図書館で受付で聞くと蔵書は8880冊有るそうでこの世界の図書としては多いらしい、俺は受付で魔法の本と錬金術の本と世界の常識と魔物の色々と言う本を借りて読んだ、魔法に関しては非常にためになった後日何処かで試したいと考えたし錬金術も為に成った、魔物の種類も色々ある事が解り世界の常識の本には過去の話が載っていた、それによるとこの国の初代国王の話と勇者ムサシの話が所蔵されている様だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます