第4話 甘やかしギャルと柔らか太もも 両耳編
(ベッドの上を歩いて軋む音。枕の位置に移動する怜奈)
「はーい。どうぞ~。準備オッケー。あたしを枕だと思って、キミがだーいすきなこの太ももに遠慮なく顔を乗せてね?」
「そーそー、ここに顔を乗せて……」
「……あのさー、そんな四つん這いになって太ももじーっと見られてると、こっちの方が恥ずかしくなっちゃうんだけど?」
「ん? あー、そういうこと? いいっていいって! あたしがいいって言ってるんだから、なにも遠慮することないから」
「でも、そういう真面目なところがキミのいいところだよね。ここでなんの遠慮もなくガッついちゃうような人だったら、今日ここに来てないよ?」
「恥ずかしいからって理由の遠慮もあるんだろうけどさ、キミのそういうあたしに迷惑かもーなんて考えちゃうところがいいんだよね」
「キミは考えすぎちゃうトコあるけどさー、でも逆に言えば、それだけヒトのこと考えてくれるってことじゃん? あたしは好きだなー」
「てか、そんなキミだから、こうしてサービスしてあげんだよね。ほらほら、今だけは気遣いなんて止めてね? 放置プレイされるより、構ってくれる方が嬉しいからさー」
「そーそ。時には思い切ったことするのも大事!」
「ほーら、キミが顔を乗せやすいように、スカートちょっと下げて肌面積低くしてあげたんだから。てかこんな長くしたのいつぶり? 思い出せなくてウケるんですけど」
(ベッドが軋む音)
「そうそう、ゆーっくり乗せていいからね」
「太ももと太ももの間に鼻と口が来るようにすれば息苦しくならないからね~」
「ほら、どう? 別に苦しくは……あっ、んふっ」
「はぁ? へ、変な声出してないし! …だって、その体勢で息されるとくすぐったいから」
「はいはい、あたしが言い出したこと! これ以上文句なんて言いません~!」
「じゃあ始めるからね! その体勢じゃどうせキミ、もごもごしてて何言ってるかわかんないし!」
「今度は、うつ伏せになってるキミの耳を両手でもみもみしてあげちゃうね」
「徹底的に、気持ちよーくしてあげちゃうんだから」
(指先で耳をつまんで撫でるようにマッサージ:開始)
「 (寝息のような呼吸音。両耳を包み込みながら、指先で撫でるようにマッサージを繰り返す。途中、『やば。あたしキミのここに触るのクセになってきちゃったかも』『あたしにとってちょうどいい硬さとサイズなんだよね~。あ~気持ちいい~』と優しく声を掛ける) 」
(指先で耳をつまんで撫でるようにマッサージ:終了)
「はーい、終わり~。今日一日で、キミのお耳は一生分幸せな気分になれちゃったんじゃない?」
「ふふ、じゃあ次は、キミが反論できないのをいいことに、キミがすーっごく恥ずかしくなっちゃうこといっぱい言っちゃいまーす」
「キミ、普段は責任ある立場だし、真面目なヒトだからさぁ。んふふ、『好き』ってあんまり言われる機会なくない? てか、そういうこと言わせない雰囲気あるっていうかー」
「まー、慕われてるとは思うけどね~」
「だからね~、ここぞとばかりにあたしが言ってあげちゃう」
(腰を曲げて、耳元に近い位置に顔を寄せて囁く:開始)
「……好きだよ?」
「好き。一生懸命にやろうとしてるだけなのに、頭固いと思われちゃってるところが、好き」
「いつも頑張ってて、みんなの前では辛いとか苦しいとか言えない責任感強いけど不器用なところが、好き」
「一人でお昼ごはんにしてる時、もくもくと食べてるのがなんか動物みたいで可愛くて、好き」
「なんだかんだで、いつもあたしのこと見てくれてるところが、好き」
「服装なんて違反しまくりで、全然聞く気もないのに、それでも毎日諦めずにあたしに構ってくれるところが、好き」
「好き、好き、好き。キミのことが、だーいすき」
(腰を曲げて、耳元に近い位置に顔を寄せて囁く:停止)
「どうかな? 満足してくれた? あたしの今日の甘やかしはこれでおしまい。またなんかあったら呼んで? いつでも来てあげるから」
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