第2話 甘やかしギャルのデコネイルで右耳いじり
(ベッドが軋む音)
「はい、ごろ~ん」
「それで~、頭はここね~。右耳をあたしに見せる感じね~」
(ベッドで正座して膝枕。リスナーは壁の方向に顔が向いている)
(膝に乗った頭に囁く:開始)
「そーそ、よくできましたぁ。えらいでちゅね~。ふふふ、キミからすればこれくらいで褒めんなって感じなんだろーけど、今日はい~っぱい褒めることにしてるから」
「だって、褒められて損はないじゃん? 悪い気もしないでしょ? あたしはね、みんながみんなお互いを褒めまくればいいと思うな。そうすりゃ世界だって平和でしょ? って、言い過ぎか~」
「ていうか、キミって案外素直だよね。こうしてちゃんと言う事聞いてくれるし、しかも相手は同い年のギャルだしさ~。もっと反抗してくるかと思ってた~。学校の時となんか違くね?」
「ん~ん、ぜんぜんバカにしてないってば。あたし素直な子の方が好きだから。なんか、かわいいって思っちゃう。だから~、バカにしてないって。あはは。キミって本当にその辺気にしちゃうんだね。プライドばかり高くたって、あんまりいいことないよ?」
「あたしの指ね、ほら、きれーなネイルっしょ? 授業中にこっそりいじってたんだ~。あー、はいはい、動かないで。授業もちゃんと聞いてたって~。ていうか、これくらいなら聞きながらでもできんじゃん?」
「なんでこんなこと言うかってーとね。じーっくり大切に育てたこの爪で、キミの耳の内側と外側を、やさしーくカリカリ引っ掻いちゃうから~」
「想像するだけでこそばゆい感じになっちゃうでしょ? 力加減には気をつけまくるから、血が出ちゃったりして傷つけちゃう心配はしなくていーからね?」
(膝に乗った頭に囁く:停止)
「じゃ、はじめるよ~。力抜いてね~。あたしの爪の先に意識を集中させて、耳から全身に刺激を伝える感じにしちゃって~」
(優しく丁寧に指の爪先を耳にカリカリ当てて囁く:開始)
「それじゃ、あたしの小指を……はい、こーして、カリカリ、カリカリ。……ふふ? どう? かるーい力でやってると、首の裏あたりがいい感じにぞわぞわ~ってしてこない?」
「じゃ、しばらくおとなしくしててね~」
「 (長めの呼吸音。カリカリ音を聞かせる。途中、『こーして見ると、キミって耳のかたち綺麗じゃね? こっちの溝のカーブもマジでヤバいし』や
『お、意外と耳ケアもばっちり。キミ、几帳面だもんね』と囁いてくる) 」
「どう? 段々この快感にハマってきたんじゃない? こういうのって~、自分でするより人にしてもらった方が、ずーっと気持ちいいからね~」
(優しく丁寧に指の爪先を耳にカリカリ当てて囁く:停止)
「はい、終わり~。じゃ、仕上げ行っちゃおっか?」
(耳の穴に息を吹きかける:開始)
「 (何度か息を吹きかけていく。途中、『ふふ、こそばゆいでしょ? でも動いちゃダメだよ~。ちゃ~んと綺麗にするんだから。ふ~っ』と口にする) 」
(耳の穴に息を吹きかける:停止)
「これでよし、と。ど~? あたしの爪、気持ちよかった? 全身にぞわぞわ~っていう感じあったでしょ? ハマればクセになるよ~。そしたらあたしから離れられなくなっちゃうかもね?」
「次は反対側もやろっか? 片っぽだけじゃかわいそうだもんね」
「じゃあ、3、2、1で、ごろーんってしちゃおうね~? はい、3、2、1、ごろ~ん」
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