第1話 金の話
いきなりで恐縮だが、金は大事だという話をしていきたいと思う。
今、世間にはびこる閉塞感。
その原因の一つに、経済の先行きの不透明感があるのだと思う。
また、精神疾患は確実に関わっているとも思うのだ。
実際に、精神疾患者は増加傾向にあるらしい。
未来に希望が少ないから、今を楽しめない。そういった意味で、彼は確実に世間すらも蝕んでいる。少なくともここに一人、彼に蝕まれ苦しんでいる人間がいる。
そこで私は一つの論に行きつく。
今を楽しめれば、未来は明るいのではないか?
逆説である。
未来が暗いから今を楽しめないのではなく、今を楽しめないから未来に明るさを見いだせないのではないのか。と。
突然だが、障害福祉サービスというものが社会保障の一つにある。
私は、それをサービスする側でありながら、そのサービスに関わる多くの方に救われている。
誤解を恐れずに言うのならば、障害福祉サービスが金儲けできる仕組みであればあるほど、それに救われる人は増えると思う。そしてそれに救われた人々が、優しい世界を作る根幹を担ってくれると信じている。
障害や福祉を語る上で、長らくタブーとされていた金の話。
あなたは金を儲けたくない人間だろうか? そんな人間は少数派ではなかろうか。で、あれば、障害があろうとなかろうと金を儲けるのは決して悪ではない。金を儲けるために弱者を
社会的にも障害福祉サービスに係る法律は、年をまたぐほどに変わっていく。ここまで目まぐるしく解釈や制度が変わる法律も少ないのではないのだろうか? しかし、そうやって目まぐるしく変えなければならないほど、この問題の出口が見えてこないのだ。
問題解決のために、社会や政府がPCDAサイクルを高速で回しているのだ。それでも追いつていないのが現状でもある。
私は言うほどできた人間ではないが、私の大望は、行き辛さを抱える人が少しでも生き易くなる優しい世界の訪れだ。欺瞞であり、自己満足に過ぎるのだろうか。
例えば、休日に親しい人と遊びに行く。そんな当たり前のことが出来なくて悔しかったことがあるだろうか?
当たり前に生きているだけなのに、「お前には生きる価値がない」と顔も見えない心無い人に言われてしまうのは、なぜなのだろう?
一生治らない傷を抱えながら生き続けることの何と困難な事か。
当たり前が当たり前で無くなった時に真っ先に逃げていくのは金である。
逆に、金があることで安心が得られ、乗り越えられる局面は多くなる。
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