平民向けの宿でも準王族が経営していて、最高権力者の王が泊まった宿っていう権威があって、王が泊まってるんだから貴族が泊まっても他の貴族に陰口言われないで済む。
これだけ条件が揃っていれば、値段的にも貴族には安いって感じる程度みたいですし、王と同じ宿に泊まるという箔付けに王都に家を持てない下位貴族家とか領地収入のない法服貴族辺りの中でも王族派閥の貴族は泊まりそうですね。
そこから料理が美味いと評判になれば、段々と他の貴族も利用しそうです。
地球の歴史でも貴族は美食の為に大金を使い、長期航海が必要な南方からのスパイスや砂糖の調達は命を賭けて成功すれば大金になる世の中でしたし。
ただの庶民向け宿なら料理人の引き抜き等が出来ますが、準王族の宿なので自分で行くしか出来ないですからねぇ。

仲居頭さんがネットミームみたいになってるw

自分達の雇用主が準が付くとはいえ王族と知ったら従業員は驚くでしょ( ﾟдﾟ)